スピーチは上手く話そうとするから失敗する
どうして人前だとあがってしまうのか
乗っけから「
実は誰も聞いてません」は失礼しました。
正確には、「実は誰も『たいして』聞いてません」が、現実に近いのではないでしょうか?
ところが、人前で話すとなると、そこにいる全員が一人残らず、こちらの話を一字一句を真剣に聞いているような感覚に陥ります。そして・・・
「上手く話さないと」「失敗したらどうしよう」という思いが、自分の意思とは反し、無意識の内にブクブクと膨れ上がり、気付いたらガチガチに緊張しているといった具合です。お心当たりありませんか。
この現象、本番に弱いスポーツ選手の心理にとてもよく似ています。
身近な話をひとつ。
【あがり症克服】スピーチ・話し方トレーニング1 ~実は誰も聞いてません~の続きを読む »»
スピーチ 実はみんなあがってます
スピーチの最中、緊張してるのは世界中で自分だけと思ってませんか?
あがり症やスピーチの苦手意識の原因は様々。人によっても異なります。
しかしそのほとんどが、
「スピーチすることから逃げている」というのが最大要因なのではないかと思われます。
「とにかく人前はダメ!」「どうしても人前に出るとアガってしまう」そんなあなたは・・・
・・・
全然普通。至って正常です。まずは安心してください。
はいてますよっ。日本人の90%は「人前に出るとアガってしまう」という統計データもあるそうです。つまり、一見人前で堂々とスピーチしているように見える人も、そのほとんどは、あがっているということなんですね。
では、
「あがってる状態」とは、実際、人からどう見えているのでしょうか?
【あがり症克服】スピーチ・話し方トレーニング2 ~なんちゃって「あがり症」~の続きを読む »»
スピーチを原稿に頼りすぎてませんか
「読む」と「話す」は、似て非なるもの
あなたはスピーチを控えています。そして、失敗できないという気持ちは、完璧な原稿を用意しておくことで和らいだりします。
しかし、これが大失敗のもとになることもあるんですね。人の記憶力は、無情にも年齢とともに失われていきますから・・・
さあ、朝礼。あなたが話す番です。
始まる前に何度も原稿を思い出しては、頭の中で唱えていました。出だし順調です。ところが・・・
突然、頭が真っ白に。
【あがり症克服】スピーチ・話し方トレーニング3 ~完璧な原稿作りは超危険1~の続きを読む »»
スピーチには原稿でなくメモを用意する
「原稿に頼るな=事前準備しない」とは違います
前のページでご紹介した「完璧な事前準備=完璧な原稿作りではない」を勘違いして、
「じゃあ、ぶっつけ本番。当たって砕けろ!」ってことだな。
・・・
言うまでもなく、これは無謀。きっと見事に砕けます。大きな勘違いをして臨んだそのスピーチは、おそらくあなた史上に残る、伝説のスピーチとなるでしょう。
スピーチを原稿に頼りすぎた場合の話し方の欠点
- 「話し言葉」と「原稿」は根本的に言葉づかいが異なる。
- 間違って話を飛ばしてしまった時に流れを変えられない。
- 読み飛ばしならともかく、完全に真っ白になってしまった時に修復不能に陥る。
- 「話す」でなく「読む」に近いので、感情がこもらない。
- 相手の反応が見えない。見ようとしない。
- 一度原稿に頼りすぎると、以降、原稿がないと不安になり、一向にスピーチが上達しない。
つまり・・・
【あがり症克服】スピーチ・話し方トレーニング4 ~完璧な原稿作りは超危険2~の続きを読む »»
あなたのスピーチ 誰も聞いてない方が楽ですか?
人は、他人のミスや失敗が大好きです。
例えば、いつも退屈な話ばかり。しかも長い。そんな印象の「とある校長先生の話」。話し方も、いつも同じ感じ。あくまで「印象」です。“校長先生”を“上司”に置き換えても構いません。
もしもですよ、その校長先生や上司がスピーチの最中に、突然話に詰まって絶句したり、支離滅裂なこと言い出したりしたらどうでしょう?
かなり印象に残りますね、おそらくずっと。つまり・・・
【あがり症克服】スピーチ・話し方トレーニング5 ~人は他人のミスや失敗が大好き~の続きを読む »»