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【朝礼ネタ】交通事故発生時の対応・確認事項 意外に見落としがちなのは?
今回の朝礼ネタは「交通事故」。交通事故発生時にやるべきことは以下の通り。
1.けが人の救護(119番要請)
2.二次災害の防止
3.警察への連絡(110番通報)
4.相手の確認
5.目撃者の確認
6.保険会社へ連絡1~6を通して、何より重要なのは
「冷静に対処すること」。
しかし当事者にとってみれば、これが最も難しいところ。事故を起こした直後、普通は気が動転し、冷静な判断・行動が難しくなります。
そこで常備しておきたいのが、いざというときの「メモ」や「マニュアル」。冷静さを失った状態での記憶は、加害者・被害者共に曖昧なもの。
また一般的に、自分に置き換えてみればわかると思いますが、「加害者は事故を過小評価」し、「被害者は事故を過大評価」しがち。そういった観点からも、中立的な立場で事故状況を説明できる「目撃者の確保」はとても重要と言えます。
そこで、事故直後の状況確認や最低限確認しておくべき事項をまとめた
「そのまま使える事故報告書」を紹介します。
交通事故発生時対応マニュアル 車内に常備しておきたい「事故報告書」
上述1~6については、ハンドルを握られる方なら誰しも、頭に入っていなければならない事項です。しかし、いざ尋ねられると「何となく」という方も多いのではないでしょうか?
この「何となく」といった曖昧さが、後で自分の身に不利な材料として降りかかってくることが多い。それが交通事故です。
後になって相手方との主張が食い違ったり、明らかに相手方の過失が大きいと思われた事故が、50対50になってしまったりと。ご経験のある方でしたら、共感頂けるかもしれません。
繰り返しとなりますが、「記憶」に頼った「事故状況の再生」には、曖昧さが残ります。その時、気が動転していたわけですから当然です。
以下、当サイトオリジナルの「事故報告書」(A4サイズ、表・裏各1枚)です。
筆者の勤務先では、社有車・私有車問わず、全車のダッシュボード内に常備しています。
A4サイズでそのままプリントアウトできます(両面印刷で1枚にまとめると便利です)ので、あなた自身、またはあなたがお勤めの会社でもお使い頂けそうでしたら、ぜひご活用ください。
(ウェブ上で引用される際は「当サイトからの引用」である旨、明記頂きますようお願いします)こういった「メモ」が車内にあるかないかだけでも、幾分か「気構え」が違ってきます。なお、社有車に乗られる営業マンの方なら問題ない思いますが、主婦の方や休日中の運転などでは、いざという時、意外に「筆記具が見当たらない」なんてこともあり得ますので、その点、お忘れなくです。
交通事故発生状況の変遷 交通事故死亡者の減少は誤解?
交通事故死亡者は年々減少傾向にあります。車両自体の安全性能向上と救命医療の高度化が、これに寄与しているとよく言われます。また、若者の車離れも大きく影響しているとも言われます。
さて「交通事故の発生状況」。交通事故の発生件数、死亡者数、負傷者数が時系列でまとめられたグラフがこちらです。※クリック(タップ)で拡大します。
赤い太線が「交通事故死亡者数(24時間以内)推移」で、ピークは昭和45年(1970年)の1万6765人。平成に入って以降、まもなく車両台数の増加に反比例し、死亡者数は減少傾向を示しています。
なお、交通事故死亡者の推移については、一般的に事故発生から24時間以内に死亡した場合のものが主に用いられていることから、
救命医療の高度化によって24時間以上生存できるケースが増えただけで、実際には死亡者数は減っていないのでは?との疑問も多いようですが、「30日以内(
緑の線)」「1年以内(紫の線)」の死亡者数も「24時間以内」同様に、減少していることがグラフからも見て取れます。
・・・
ここ10年で、事故の発生件数(青い線)自体が減少傾向にあるのは、車両台数の頭打ち、つまりは若者の車離れも大きな要因と言えそうです。
事故が減ること自体はとても喜ばしいことですが、若者の車離れは少々さびしい気がする今日この頃です。先日も、日頃お世話になっているディーラーの営業マンが、こんなことを言ってました。
今、ライバルは他社の車でなく、スマホなんです。と。
月々の支払いを、車のローンに充てるか、通信料に充てるかの勝負なんだとか。
思わず納得の一言でした。たしかに、月々のローンやボーナス払いに加え、ガソリン代や駐車代などの維持費、そして追い打ちをかけてくる「保険・車検・税金」のトリプルコンボ。これは心身ともに痛いです。
以下、ご参考までです。
朝礼スピーチで必ず「事故注意」の話をする上司
あなたの職場にもいませんか? 毎回、朝礼のたびに「事故注意」を促す上司。
それしか話すことないの? とツッコミたくなるような通り一遍のスピーチをする上司。
もちろん悪いことではないのですが、スピーチのためのスピーチで「事故注意」を促しても効果はあまり見込めません。
一方、自分が事故を起こしてしまった時の具体的な苦労話や、悲惨な事故現場を目の前で目撃した話など。不謹慎ではありますが、そういったリアルな内容の方が、聞き手の関心を引くのものです。
(免許の更新時に見せられるビデオを思い出せば何となくご理解頂けると思います)
本当に「事故注意」を促すための朝礼スピーチを行うのであれば、一般論だけでなく、
「身近なヒヤリ・ハット体験」をもとに、具体的に注意すべきポイントを絞って話したいところ。
ドライブレコーダーを活用した「ヒヤリハット集」(公益社団法人 全日本トラック協会)▲ ハンドルを握られる方なら、いくつかは経験済ではないでしょうか?
ドライブレコーダー【楽天】▲ 目撃者に代わる強い味方。安価すぎる品は耐久性(真夏の室温耐性等)に注意したいところです。
朝礼時に事故注意を促した後、上に紹介した「事故報告書」を配布して意識づけさせるというのも有効な手段かもしれません。よろしければご活用ください。
・・・
急ブレーキ、急停車
急発進
急加速
急ハンドル
急接近
急な飛び出し(歩行者の場合)
日頃の運転、この、
「急」を注意するだけで、運転が随分と優しくなります。ぜひ意識してみてください。
最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
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