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アラフォー世代にはたまらない!カセットテープ型ICレコーダーが売れている理由
カセットテープの形をしたこちらのICレコーダー。数年前の10月に発売されたパナソニック「RR-SR30」、その名も「備忘録」。
この「懐かしい姿」に思わず一目惚れ。久しぶりに「欲しい!」という衝動に駆られてしまったアラフォー世代です。
会議のテーブルにさりげなく「RR-SR30」を置いておく。
同僚が見ている前でさりげなくカバンから「RR-SR30」を取り出してみる。おじさんたちが目をウルウルさせながら寄って来るかも。
この「見た目はアナログ、中身はデジタル」のカセットテープ型ICレコーダー。
機能もさることながら「ネタ」としても、大いに重宝しそうです。
ところで、カセットテープと言えば…
カセットテープに詰まった思い出の数々
数年前、シャープの公式Twitterアカウントが↓こちらのリツイートをしたことがきっかけとなり、ハッシュタグ「#カセットテープ生誕50周年だから思い出を語ろう」が誕生。わずか2日間で4~5万件の投稿が寄せられたという出来事がありました。
B面って何? カセットテープって何?という若い世代の方には退屈な話で恐縮ですが、「カセットテープ」にはおじさんたちの多くの思い出が詰まっています。
「ツメを折って保存した」
「セロテープ貼って上書きした」
「カセットの穴に鉛筆を入れて回した」
「大事な録音中にテープがリバース」
「メタルテープには手が出なかった」など。
あなたの「懐かしさ度合」はどのくらいでしょうか?
カセットテープ型ICレコーダー RR-SR30 の性能・価格は?
レトロな見た目とは裏腹に、8GBメモリーを内蔵。標準で90時間、長時間モードで約180時間もの録音が可能な高性能。液晶表示のリールハブ(いわゆるカセットの穴)がクルクルと回って「録音」「再生」を演出。鉛筆が入らないのは実に残念ですが、そこは我慢。
▼さらに詳しい情報はメーカー公式ページにてご確認頂けます。
簡易説明・使い方 詳細(スペック)▼価格はオープン価格となっていますが、実際にはこの位です。
カセットテープ型ICレコーダー RR-SR30の参考価格朝礼ネタ・会話ネタとしての「復刻ブーム」
復刻ブームが密かに人気を集める昨今、テレビをつければ「懐かしのあの人」、街に出れば「懐かしのあの商品」と、「古くて目新しいもの」が目に留まる機会が増えました。
それもそのはず。現在アラフォーの団塊ジュニア世代は、石を投げれば当たるほどの大所帯。
【団塊世代】1947年~1949年生まれの第一次ベビーブーム世代。
毎年250万人以上の出生数を記録、この3年間で約800万人が出生。
【団塊ジュニア世代】1971年~1974年生まれの第二次ベビーブーム世代=団塊世代の子供たち。
毎年200万人以上の出生数を記録、この4年間で約820万人が出生。
・・・
そして、昨今の出生数が年間100万人ちょい。
団塊の世代(2015年現在66~68歳)がほぼ定年退職を迎えるとともに、団塊ジュニア世代(2015年現在41歳~44歳)への権限委譲が進み、団塊ジュニア世代が市場への影響力を持つようになってきた昨今、復刻ブームが盛り上がるというのも、ある意味自然の流れなのかもしれません。
少子化により個々の趣味嗜好が多様化し、何を作れば売れるのかが非常に分かりづらい若い世代に比べれば、同じものが同じ時期に流行り、それを大人数で支持していた世代に対し、当時流行った商品を再び流通させた方が、再び売れるかは別としても、注目してくれる人数が多いであろうことは明らか。
1.売れるか売れるか分からない新商品を、若者向けに新発売。
2.昔、若者に爆発的にヒットした商品を、中年向け(当時の若者)に再販売、いわゆる復刻版。あなたが、限られた予算を任された企画開発部長なら、どちらに舵を取る?
極端に言えば、こんな二択になるでしょうか。
さらに、1.は売れたとしても中年層には支持されない可能性が高く、2.は売れた場合、流行に敏感な若者にも「レトロ感」や「限定感」が受け、幅広い年代に拡販できるポテンシャルを秘めているとも言えます。
・・・
つまり「カセットテープ型ICレコーダー」に反応した筆者は、まさに開発側の「カモ」というわけ。少々悔しいですが、欲しいものは欲しい。
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