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【朝礼ネタ】2023年新語・流行語大賞は? 歴代の流行語どこまで覚えてますか?
今回の朝礼ネタは「新語・流行語大賞」。毎年、12月初めに発表される「新語・流行語大賞」。2023年の年間大賞は
「アレ(A.R.E.)」に決まりました。
ちなみに、2022年は「村神様」、2021年は「リアル二刀流/ショータイム」、2020年は「3密」でしたが、さらにその前ともなるとなかなか覚えていないもの。
そこで、聞けばきっと当時の思い出がよみがえる、懐かしい歴代流行語の数々を一覧で振り返ってみます。
と、その前に。
少し前の話題となりますが、1984年(昭和59年)にスタートした『新語・流行語大賞』が通算30回を迎えた2013年に、主催する自由国民社から
「過去の受賞語の中から選りすぐりのトップ10」が発表されました。とても懐かしい(若い方は初耳かも)流行語が並びますのでご参考まで。
過去30年間(1984年~2013年)の「新語・流行語大賞選りすぐりトップ10」(2013年発表)
- 「キャバクラ」1985年(昭和60年)
- 「亭主元気で留守がいい」 1986年(昭和61年)
- 「セクシャル・ハラスメント」 1989年(平成元年)
- 「オヤジギャル」 1990年(平成2年)
- 「サポーター」 1993年(平成5年)
- 「同情するならカネをくれ」 1994年(平成6年)
- 「安全神話」 1995年(平成7年)
- 「がんばろうKOBE」 1995年(平成7年)
- 「自分で自分をほめたい」 1996年(平成8年)
- 「格差社会」 2006年(平成18年)
改めて、懐かしいですね。
なお、選ばれた「10語」に順位(ランキング)は付けられておらず、こちらは年代順に並べたものです。
残念ながら、2012年に年間大賞を受賞したスギちゃんは「新語・流行語大賞選りすぐりトップ10」には入らなかったぜ~
・・・ 。
それでは、新語・流行語大賞に「年間大賞」が設けられるようになった
1991年から2023年までの歴代年間大賞を一気に振り返ります。
流行語大賞 歴代の年間大賞一覧
その年1年間に発生・流行した「ことば」の中から、世相を軽妙に映し、多くの人の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物や団体を顕彰する「新語・流行語大賞」。
新語・流行語大賞スタート当初は、新語部門と流行語部門に分けられ、それぞれ金賞を筆頭に銀賞・銅賞・特別賞など各賞が設けられており、
8回目(1991年)以降に「年間大賞」が新設されました。
さらに11回目(1994年)からは、新語・流行語両部門を合わせて「年間大賞」と「トップテン」が選定されるようになったため、複数の語が「年間大賞」に選ばれている年もあります。
これらの経緯を踏まえ、「年間大賞」が設けられた第8回(1991年)以降の「歴代年間大賞語」を一覧にまとめると以下の通りです。
開催年 | 新語・流行語 歴代「年間大賞」 |
---|
第8回 (1991年) | 「…じゃあ~りませんか」 |
第9回 (1992年) | 「きんさん・ぎんさん」 |
第10回 (1993年) | 「Jリーグ」 |
第11回 (1994年) | 「すったもんだがありました」「イチロー(効果)」「同情するならカネをくれ」 |
第12回 (1995年) | 「無党派」「NOMO」「がんばろうKOBE」 |
第13回 (1996年) | 「自分で自分をほめたい」「友愛/排除の論理」「メークドラマ」 |
第14回 (1997年) | 「失楽園(する)」 |
第15回 (1998年) | 「ハマの大魔神」「凡人・軍人・変人」「だっちゅーの」 |
第16回 (1999年) | 「雑草魂」「ブッチホン」「リベンジ」 |
第17回 (2000年) | 「おっはー」「IT革命」 |
第18回 (2001年) | 「米百俵・聖域なき改革・恐れず怯まず捉われず・骨太の方針・ワイドショー内閣・改革の『痛み』」 |
第19回 (2002年) | 「タマちゃん」「W杯(中津江村)」 |
第20回 (2003年) | 「毒まんじゅう」「なんでだろう~」「マニフェスト」 |
第21回 (2004年) | 「チョー気持ちいい」 |
第22回 (2005年) | 「小泉劇場」「想定内(外)」 |
第23回 (2006年) | 「イナバウアー」「品格」 |
第24回 (2007年) | 「(宮崎を)どげんかせんといかん」「ハニカミ王子」 |
第25回 (2008年) | 「アラフォー」「グ~!」 |
第26回 (2009年) | 「政権交代」 |
第27回 (2010年) | 「ゲゲゲの」 |
第28回 (2011年) | 「なでしこジャパン」 |
第29回 (2012年) | 「ワイルドだろぉ」 |
第30回 (2013年) | 「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」 |
第31回 (2014年) | 「ダメよ~ダメダメ」「集団的自衛権」 |
第32回 (2015年) | 「爆買い」「トリプルスリー」 |
第33回 (2016年) | 「神ってる」 |
第34回 (2017年) | 「インスタ映え」「忖度」 |
第35回 (2018年) | 「そだねー」 |
第36回 (2019年) | 「ONE TEAM」 |
第37回 (2020年) | 「3密」 |
第38回 (2021年) | 「リアル二刀流/ショータイム」 |
第39回 (2022年) | 「村神様」 |
第40回 (2023年) | 「アレ(A.R.E.)」
年間大賞を含むトップ10は以下の通りです。 「アレ(A.R.E.)」「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」「OSO18/アーバンベア」「蛙化現象」「生成AI」「地球沸騰化」「ペッパーミル・パフォーマンス」「観る将」「闇バイト」「4年ぶり/声出し応援」
|
例年、「新語・流行語年間大賞」の少し前に発表される「日経トレンディ ヒット商品ベスト30」。
このトップランク商品が、そのまま流行語大賞にノミネートすることも多い昨今です。お時間がありましたら、ご参考まで。
【朝礼ネタ】ヒット商品ランキング ~歴代ヒット商品どこまで覚えてますか?~(参考記事)
流行語大賞は「いつ」「誰が」決めるの? ~流行語大賞のちょっとした雑学~
主催は自由国民社なのに「ユーキャン新語・流行語大賞」?
株式会社自由国民社は、2003年(平成15年)に株式会社ユーキャンと提携し、2004年(平成16年)から、現代用語の基礎知識選『ユーキャン新語・流行語大賞』に改称されました。
新語・流行語大賞の発表時期は?
毎年12月1日(土曜日・日曜日の場合は次の平日)に発表されます(2015年以降の公式HPでは「毎年12月上旬に発表」や「毎年12月初めに発表」と説明されています)。
新語・流行語の選び方は?
公式HPより引用します。
『現代用語の基礎知識』収録の用語をベースに、自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。
選考委員会は、金田一秀穂(杏林大学教授)、辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)、パトリック・ハーラン(お笑い芸人)、室井滋(俳優・エッセイスト・富山県立高志の国文学館館長)、やくみつる(漫画家)、大塚陽子(『現代用語の基礎知識』編集長)で構成される。
【 新語・流行語大賞公式HP より 】
メディアなどでも毎年大きく取り上げられる「流行語大賞」。
ですが、一般投票等によって広く選ばれるものではなく、選考委員の采配によって選ばれる要素が強いことから、「世相を軽妙に映し多くの人の話題に上った語」が正しく選ばれているとは言えないといった批判の声も一部にはあるようです。
また、新語・流行語大賞に選出されたお笑いタレントは、翌年、人気が急落するといったジンクスがあるとかないとか。
以前、ある有名なお笑い芸人の方が、こんなことを言っていたのを聞いたことがあります。
流行語は芸人にとっては死語同然。増えれば増えるほど使える言葉が制約されるので困る。
芸人が流行語を引用すれば「パクリ」扱いを受けるので、これまで普通に使っていた言葉が流行語に選ばれてしまうと、その言葉が使えなくなってしまうんです。
選ばれた芸人はジンクスに悩まされ、選ばれなった芸人も言葉選びに悩まされ… 何とも大変な世界です。
ただ、「いかに流行に乗せ、いかにその人気を持続させることが出来るか?」これは何もお笑いの世界に限らず「お客様相手」であれば、全ての業種・業界、つまりはほとんどの人に当てはまる関心事。
だからこそ、「新語・流行語大賞」は一見自分には関係ないこととは思いつつも、結果としてこれだけ多くの注目を集めるのかもしれません。
改めて、朝礼ネタや会話ネタとしても重宝しそうな「新語・流行語大賞」。
発表前であれば、
「今年の流行語大賞、何が選ばれると思います?」発表後であれば、
「今年は“〇〇”が選ばれましたねー、流行語大賞。」これだけで、十分な話材になりそうですね。
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