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公開日:2014年01月10日
更新日:2024年08月18日
【朝礼ネタ】「7つの習慣」 習慣名称や副題の変化にお気付きでしたでしょうか? 今回の朝礼ネタは「7つの習慣」。 『7つの習慣』は、スティーブン・R・コヴィー博士(作家・経営コンサルタント、2012年没)によって書かれ、1996年に出版(原著の初版は1989年)、全世界で3000万部以上、今も読み続けられているビジネス書の大ベストセラー。
ご存知の方も多いと思いますが、
「『7つの習慣』の7つって何だっけ?」 というあなたは、まずは以下、当記事タイトルの都合上で恐縮ですが、
1行1秒 で目を通されてみてください。
7つの習慣とは? ■ 第一の習慣
「主体性を発揮する」 ■ 第二の習慣
「目的を持って始める」 ■ 第三の習慣
「重要事項を優先する」 ■ 第四の習慣
「Win-Winを考える」 ■ 第五の習慣
「理解してから理解される」 ■ 第六の習慣
「相乗効果を発揮する」 ■ 第七の習慣
「刃を砥ぐ」 はい、7秒。 ・・・ すみません。
さて、この第一から第七までが、『7つの習慣』出版以来、長きに渡り親しまれてきた習慣名称なわけですが、コヴィー博士没後1年を期に、より分かりやすく理解しやすい完全訳版として新たに刊行された著書『完訳 7つの習慣』の中では、
7つの習慣の内の5つに、名称の変化が見られます。 その5つの変化がこちら。
『7つの習慣』習慣名称と副題(サブタイトル)の変化 『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、完訳版として、原著を忠実に習慣名称から訳し直したという『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。以下5つの習慣名称が変更されています。
■ 第一の習慣 「主体性を発揮する」→
「主体的である」 ■ 第二の習慣 「目的を持って始める」→
「終わりを思い描くことから始める」 ■ 第三の習慣 「重要事項を優先する」→
「最重要事項を優先する」 ■ 第四の習慣 「Win-Winを考える」→(変更なし)
■ 第五の習慣 「理解してから理解される」→
「まず理解に徹し、そして理解される」 ■ 第六の習慣 「相乗効果を発揮する」→
「シナジーを創り出す」 ■ 第七の習慣 「刃を砥ぐ」→(変更なし)
なお、原著(英語)の習慣名称
“The Seven Habits” は以下の通りとなっています。
■ Habit 1
“Be Proactive” ■ Habit 2
“Begin with the End in Mind” ■ Habit 3
“Put First Things First” ■ Habit 4
“Think Win/Win” ■ Habit 5
“Seek First to Understand, Then to Be Understood” ■ Habit 6
“Synergize” ■ Habit 7
“Sharpen the Saw” ・・・
そして何より、習慣名称の変更もさることながら、『7つの習慣』に続く副題(サブタイトル)が、これまでの「成功には原則があった」から、「人格主義の回復」に変更されています。
出版社からのコメントによれば、これまでの「成功には原則があった」という副題はビジネスパーソンを意識して翻訳された色が濃く、ビジネスに限らずあらゆるシーンにおける「人格主義の回復」こそが原著オリジナル、つまりコヴィー博士本来の意図だといいます。
『7つの習慣』もう少し詳しく知りたい 1996年に出版され、今も読み続けられている『7つの習慣』(冒頭画像の書籍)。
一方で、少々難解な翻訳箇所もあり、その内容量から挫折される方も少なくないようです。
それに比べ『完訳 7つの習慣』は、従来の『7つの習慣』を読まれたことのある方のレビューを見る限りでも、「違った視点で読め新たな発見が多かった」「従来に比べ自然な日本語表現に改訳されていて読みやすかった」といった声が目立ちます。この点は筆者も同感です。
実際に読まれた方の感想・レビューは、こちらでも詳しくご覧になれます。
スティーブン・R・コヴィー キングベアー出版 2013-08-30
昨今、有名ビジネス書籍のマンガ化が流行ってますね。
ご多分に漏れず『7つの習慣』もマンガ化されていますので、こちらもご参考まで。
フランクリン・コヴィー・ジャパン 宝島社 2013-10-11
フランクリン・プランナーは、予定を書き込むだけの手帳とは一線を画し、『理想の自分、理想の人生に近づくためのツール』として、多くのビジネスマンに愛用されています。
「時間管理のマトリックス」 ~第三の習慣「最重要事項を優先する」より~ 聞いたことがあるという方も多いかもしれません、
「時間管理のマトリックス」 。
これは、『7つの習慣』の第三の習慣「最重要事項を優先する」で紹介されている内容です。
7つの習慣は、第一から第七を順番に習得してこそ完成するもの(最後の第七の習慣に「人間は自らを完成させることは出来ず、探究に終わりはない。」と説かれていますので「完成」というと少々矛盾しますが…)。
もちろん、7つ全てを習得し最高の人格を形成できるに越したことはありませんが、その1つ1つの習慣単独でも得られるものが非常に多い『7つの習慣』。とりわけ「時間管理のマトリックス」は、様々場面で紹介されることの多い考え方の1つです。
ここでは、取り急ぎ自作の「図」だけ載せておきます。
この図をもとに1日を振り返ると、その多くが「第〇領域」に費やされていることに気付きます。
その第〇領域に充てられている時間を、意識的に第△領域に充てましょうという教えです。
〇と△に入る数字 、お分かりでしょうか?
長くなってしまいますので「時間管理のマトリックス」については、別途こちらの記事で紹介しています。お時間がありましたら、合わせてご覧ください。
【朝礼ネタ】時間管理のマトリックスとは? ~『7つの習慣』より(スピーチ実例つき)~ 【朝礼スピーチ実例】朝礼ネタとしての「7つの習慣」 7つの習慣について、7つ全てを朝礼で紹介しようとすると、おそらく「朝礼」ではなく「講演会」になってしまいます。
朝礼ネタとして「7つの習慣」に触れる場合は、まず第一から第七の習慣の中であなたの印象に強く残っている習慣を絞って紹介し、そこから得られた教訓や実践したことによる収穫・変化等、自らの体験談を交えて話すことで、「朝礼ネタっぽく」なると思います。
【朝礼スピーチ実例】1日が25時間あったら「増えた1時間」何しますか? ~『7つの習慣』より~ 例えばこんな感じのスピーチ。参考になれば幸いです。
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