朝礼・スピーチの悩み解消!

朝礼ネタ・スピーチネタのコンビニ

ネタのコンビニ

【朝礼ネタ】「にやける」「失笑」「姑息」など誤用多数の言葉たち ~文化庁国語世論調査より~

読了までの目安時間:約 5分

スポンサーリンク

【朝礼ネタ】「にやける」「失笑」「姑息」それぞれの意味、大多数の人が間違っている!?


日本人の知らない日本語
今回の朝礼ネタは「国語世論調査」。

突然ですが、「にやける」「失笑」「姑息(こそく)」の意味、それぞれ正しく答えられますでしょうか?

まず、「にやける」=「にやにやと薄笑いを浮かべている様子」は、典型的な間違い。正答率は15%弱だったそう。

次に、「失笑」=「笑いを失う」わけだから「あきれて笑いも出ないこと」だよね?

・・・

残念ながらこれも不正解です。では「姑息」は…




文部科学省直下の文化庁が、平成7年から毎年実施している「国語世論調査」。

調査対象・規模は全国の16歳以上の男女3,000人で、平成17年度分からは有効回収数2,000を目標に3,500人前後に調査を依頼している。調査方法は個別面接方式で、調査時期は毎年度異なる。

ウィキペディア「国語に関する世論調査」 より 】

毎年、国民の国語に関する興味・関心を喚起する目的で実施されているようですが、結果は散々で、例年、「読む力」「書く力」「話す力」「聞く力」それぞれにおいて、『低下していると思う』が圧倒的多数を占めているといいます。


「読む力」「書く力」「話す力」「聞く力」の低下 誤用に市民権?


それぞれ「低下していると思う」中、際立って「書く力」においては9割近い人が、そのように回答しているようです。

「書く」という行為が、すっかり「入力する」という行為に変わってしまっている昨今、「書く力」はさらに低下の一途を辿ると思われます。これでは、「国民の国語に関する興味・関心を喚起する」という大義名分が果たせているかは実に微妙なところ。

一方で、「入力」につきものなのが「誤変換」。さっそく、私のパソコンは「書く力」を「各地から」と見事に誤変換してくれました。

そして、この漢字の誤変換自体が笑いのネタにもなってしまうような一幕も。日本漢字能力検定協会いわゆる漢検が、かつて「変換ミスコンテスト」を主催していた世の中です。

文科省認可の漢検協会が、誤変換を楽しみ、文科省直下の文化庁が、国語世論調査で誤用を嘆いているわけです。何とも絶妙な矛盾です。

ただ「誤変換」はネタとして単純に面白いので、好きな人は結構ハマります。ご参考まで。

【笑えるネタ】漢字誤変換・変換ミスが地味に笑える件 その1


国語世論調査 スピーチネタとしても使えそうな誤用の実例


こちらの画像は、平成24年の調査結果をメディアがまとめたものです。

慣用句の使い方・誤用【 産経ニュースより引用 】

ご覧の通り、「にやける」は実に75%以上もの人が誤用しています。

冒頭触れました「失笑」の他、「うがった」なども、“まじか!”と感じる人が多いかも。

今回メディアで取り上げられた言葉・慣用句も含め、過去の「国語世論調査」を振り返ると、結構、誤用・誤解がまかり通っている現実に驚かされます。

それでは、朝礼などのスピーチネタや日常の会話ネタにも使えそうな、誤用多数の言葉たち。クイズ感覚でどうぞです。


1.「快く快諾すること」を『○つ返事』 と言いますが、正しいのは?
A.一つ返事
B.二つ返事
2.「情けは人のためならず」正しい意味は?
A.人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる
B.人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない
3.「雨模様」正しい意味は?
A.雨が降りそうな様子
B.小雨が降ったりやんだりしている様子
4.「姑息(こそく)」正しい意味は?
A.「一時しのぎ」という意味
B.「ひきょうな」という意味
5.「することや話題がなくなって、時間をもて余すこと」を「間が持○ない」どっち?
A.間が持たない
B.間が持てない
6.「僅かな時間も無駄にしない様子」を「寸暇を惜○○○」どっち?
A.寸暇を惜しんで
B.寸暇を惜しまず
7.「大きな声を出すこと」を「声を荒らげる」さて読み方は?


答えはご自分でお調べください。その方が忘れないと思います。というのもアレですので、以下、答え合わせです。

ここを押すと答えが表示されます


詳しい解説はこちらを参考にしてください。
⇒ 平成22年度「国語に関する世論調査」の結果について - 文化庁

正しい使い方をしている人の方が、肩身の狭い思いをしてしまいそうなほど、日常に溢れ返る間違った日本語の数々。朝礼ネタや会話ネタとして、嫌味にならない程度にさりげなく間違いを指摘できると良いですね。


 

同カテゴリーの記事紹介

コメントフォーム

お名前  

 

メールアドレス  

 

URL  

 

コメント

シェア数ランキング
人気記事ランキング(24時間)
カテゴリー