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【そのまま使える朝礼ネタ】朝礼スピーチ例文 「今日は寒いですね…」社交辞令とおもてなしは紙一重
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの切り出し・つかみ~
おはようございます。
今日はですね、暦の上では「寒露(かんろ)」。
秋が深まり、露が冷気によって凍りそうになる頃だというのに、
何でこんな暖かいんでしょうかねー。
(↑この部分は
「二十四節気 小ネタ一覧」(別記事)をご参照ください)
私も「暦の上では…」なんてセリフがしっくりと来てしまう年代に
なってしまいましたが、折角ですので今日は、社交辞令を交えた日常会話の
ちょっとした「おもてなし」について、少しお話したいと思います。
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの本題・展開~
社内にいても、街を歩いていても、非常に耳にする機会の多い
定番の社交辞令とでもいうのでしょうか。
「いやぁ、暑いですねー」
「いやぁ、寒いですねー」人様の話を盗み聞きするつもりなどなくてもですね、ちょっと気にしていると、
あちこちで聞こえてきます。という私自身もよく口にする言葉だったりします。
で、この社交辞令に返すセリフの定番といえば、やはり、
「いやぁ、暑いですねー」
「いやぁ、寒いですねー」 と、そっくりそのままオウム返しするか、
「そうですねー」と相槌を打つかが十中八九ですね。
何が言いたいかと言うとですね、この社交辞令の直後、
非常に気まずい沈黙が流れるケースが多いということです。
気心知れた友人との会話であれば、多少の沈黙程度で友情にヒビが入るようなことにはなりませんが、
相手が大事な取引先の担当者だったり、自分が好意を寄せる異性だったりしたら、沈黙は一大事です。
私事ですが、先日、家に2人の営業マンがやってきたんですね。
2人ともアポありで、午前中にひとり、午後ひとり。
何の営業マンかはさておき、この2人の営業マンの私に対する第一声は、全く同じだったんですね。
2人とも、
「いやぁ、寒いですねー」内心、「オマエもか」なんて思いながら、定番のオウム返しで応戦したんですね。すると、
午前中の営業マンは、しばし沈黙。こちらが話し始めるのを待っている様子です。
当然、私は営業マンの方から色々と説明してくれるものだと思ってましたので、
こちらから喋ることなんて、今の段階ではそんなになかったんですね。
要するに、午前中の営業マンは、何とも居心地の悪い沈黙を見事に作り出してくれたわけです。
で、もう一人の午後の営業マン。
「いやぁ、今日も寒いですねー」に続けて、
「でも、週末はとても過ごしやすい天気になるようですね。
〇〇さん(私)は、ご家族でお出かけのご予定なんかおありですか?」・・・
気付いたら、その営業マンとですね、商品の話ではなく、趣味の話に興じていました。
ふと、「おもてなし」という言葉が、浮かびました。
午前の営業マンと、午後の営業マン。
どちらから買いたいと思うかは、いわずもがなだと思うんですね。
最終的に買うか買わないかは、他にも色々な要素があるわけなんですが、
少なくともこの時点での2人の営業マンの差は、
「週末はとても過ごしやすい天気になるそうですね。」この一言が、言えたか言えないかの差だけなんです。
このたった一言で、「もっと話を聞いてみたい営業マン」と「もう話したくない営業マン」が、
見事に分かれてしまったんですね。
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの結び・オチ~
以上、私事ではありましたが、
些細なネタも、使いようによっては貴重な情報となり、
相手の信頼を勝ち得る武器に成り変わる。そんなことを、先日の営業マンから学んだものですから、
今日はこのお話をさせて頂きました。
今回の営業マンで例えた「天気の話」なんかは、普段は見過ごしてしまうような
「週間天気」にちょっと意識を向けておくだけで仕込が完了するネタです。
言ってしまえば、今日会う10人の人に同じ「天気の話」をしても全然問題ないわけです。
ところが、会う人全員に好かれようとして、10人それぞれ違う話をしようとするから、
かえって「沈黙」を作ってしまっているのかもしれません。
新人の方は特にですね、難しく考えすぎずに、こういった使い回しの利くネタから、徐々に
お客様の懐に入れて頂けるよう、意識してみてほしいと思います。
ちなみに今週末もいい天気が続くようです。
有意義な週末を迎えられるよう、今週も頑張っていきましょう。
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