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【そのまま使える朝礼ネタ】朝礼スピーチ例文 「ノーム」=「規律・規範」つまり、暗黙のルール
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの切り出し・つかみ~
おはようございます。
今日はですね、知らず知らずのうちに職場を支配している
「ノーム」という得体のしれないものの正体について、少しお話したいと思います。
ノーム[norm]。エヌ・オー・アール・エムでノーム。
これに、「a」を付けると、ノルマ[norma]、
さらに、「l」を足すと、ノーマル[normal]という言葉になるんですね。
ノルマという言葉は、もともと規律とか規範を表すロシア語なんだそうですが、
ここでは、その英語形が「ノーム」と考えて頂ければと思います。
営業さんに向かって「ノルマ」というと、それだけで拒絶反応を起こされてしまいそうですが、
今日お話しする「ノーム」というのは、ちょっと違う類のものです。
いくつか具体例を挙げてみるとですね…
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの本題・展開~
例えば、オフィスの入り口に
「大きな声であいさつをしましょう!」と書かれた貼り紙があったとします。
ところが、誰も大きな声であいさつをしない。
で、誰もそれを注意しない。
すると、そこにはですね、
「大きな声であいさつをしましょう!」と書いてあるこの場所では、
「大きな声であいさつしなくてもよい」という「ノーム」が出来上がります。
同じような例ですが…
「ここにゴミを捨ててはいけません」と書かれた貼り紙がある場所にですね、
誰かがゴミを捨てたとします。で、同じくそれを誰も注意しなかったら、
「ここにはゴミを捨てても構わない」という「ノーム」が完成します。
つまりですね、
「ノーム」というのは、俗に言う「暗黙のルール」のことなんです。
で、この「ノーム」、一旦出来上がってしまうとなかなか変えられないんですね。
極端な言い方かもしれませんが、この「ノーム」は、人の人生をダメにしてしまうことが
あるくらいの影響力を持っています。
例えば、学校の先生。
授業中のおしゃべりが絶えないやんちゃな生徒が多いクラス。
先生が「おしゃべり、辞めなさい!」と注意します。
ところが、何人かの生徒は、それでもおしゃべりを辞めない。
にも関わらず、先生がそのまま授業を再開してしまうとどうなるか…
「この先生の言うことには従わなくてもいい」というとんでもない「ノーム」が出来上がって
しまうんですねー。
おそらくこの先生は、先々ご苦労なさるんじゃないでしょうか。
遠い記憶ながらも、小学生や中学生の時の先生の記憶って、優しい先生より厳しい先生の方が
覚えていたりします。
おしゃべりを本気で叱ってくれたり、全員が静かになるまで断固として授業を再開しなかったりと、
「この先生の言うことは従わなくてはならない」という「ノーム」が自然と刷り込まれてたんだな、
なんて、今さら感じたりもします。
そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの結び・オチ~
すみません、思い出話のようになってしまいましたが、
改めてですね、「ノーム」の影響力は本当に大きいものです。
以前、誰に聞いたか忘れてしまいましたが、
厳しさと優しさは紙一重なんて言葉を聞いたことがあります。
貼り紙に書いてあること1つ守れるか守れないかは、
自分自身に対する厳しさが問われているわけですし、
煙たい目で見られるからと注意しないで見過ごすことは、
優しさでも何でもないわけですからね。
正に、紙一重だと思います。
最後にしますが、
「○○(自分の名前)の朝礼の話は口先だけ」なんていう不名誉な「ノーム」が出来てしまわないようにですね、
私自身、有言実行で、気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
ですので、私の不行き届きに気付いた際はですね、厳しさ=優しさだと思って、
何なりとご指摘頂ければと思います。
それでは今週も、職場にいい「ノーム」がたくさん出来るようにですね、
全員で力を合わせて頑張っていきましょう。
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