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「ミッキーマウスの声優は大学教授」これって常識?それとも意外? ~ディズニーランドの雑学~
まずはタイトルの通り、
ミッキーマウスの声優。
あの甲高いややハスキーな裏声。ミッキーマウスの声優と言えば、初代を生みの親であるウォルト・ディズニー自らが約20年に渡り務めたことでも有名ですが、日本語吹き替えの声優は、1991年以降、大学教授を本業とする青柳隆志氏が「副業として」務めています。
今更でしたでしょうか? 驚きでしたでしょうか?
ウィキペディアにもサラッと紹介されています。
青柳 隆志(あおやぎ たかし、1961年8月17日 - )は、日本の国文学者、東京成徳大学教授。ディズニーのミッキーマウスの専属声優。
では、
なぜ大学教授がミッキーの声優に?その経緯は?その経緯を含め、ディズニーランドのちょっとした雑学・ネタを集めてみました。
あなたはいくつご存知でしょうか?
ディズニーランドの雑学 まとめ
クリックで各見出しに移動します。
- 大学教授がミッキーマウスの声優になった経緯
- 東京ディズニーランドの大成功に本家アメリカが嫉妬!?
- ミッキーは以前、満員電車に乗ったことがある!?
- 「ディズニーランドは永遠に完成しない」
- 「夢の国」ディズニーランドならではの雑学あれこれ
【ディズニー雑学】大学教授がミッキーマウスの声優になった経緯
正確な経緯については謎に包まれた部分も多いようですが、ウォルト・ディズニー自らが演じた初代ミッキーマウスの声の雰囲気に似ていた(似た声を演じた)からと言われているようです。
本業大学教授、副業ミッキーの声優という異色の経歴を合わせ持つ青柳隆志氏。ご本人のブログを見れば見るほど、そのギャップに驚かされます。なお、愛犬の名はデイジー。プルート(本家ミッキーの愛犬)ではないそうです。
⇒
「青柳隆志」Google検索結果【ディズニー雑学】東京ディズニーランドの大成功に本家アメリカが嫉妬!?
1983年(昭和58年)、本家アメリカ国外において初のディズニーパークとして開園した東京ディズニーランド。
世界各国にあるディズニーパークの中でも唯一、東京ディズニーランド(東京ディズニーリゾート)は、ディズニーグループによる直営ではなく、株式会社オリエンタルランドがディズニーからライセンスを取得し運営しています。そして、こんな逸話が残されています。
東京ディズニーランド開園10周年の記念式典の際に当時のディズニーCEOマイケル・アイズナーは、大成功を収めている東京ディズニーランドプロジェクトをライセンス方式で運営したことを「史上最大の失敗」と冗談めかして語っている。
東京ディズニーランドの大成功が、ディズニーランドプロジェクト史上最大の失敗。冗談めかして語るあたりが、さすがはアメリカ。
ちなみにプロジェクト発足当時、多くの開園候補地が名乗りを挙げていた中、最後まで残っていたのは、長野県大鹿村と静岡県清水市(現静岡市清水区)だったそうです。
【ディズニー雑学】ミッキーは以前、満員電車に乗ったことがある!?
1983年開園当時、地下鉄東西線「浦安駅」からのバス輸送に依存していた東京ディズニーランド。1988年のJR京葉線「舞浜駅」の開業に伴いアクセスが飛躍的にアップ。さらに、2001年にはディズニーリゾートラインが新設、今に至ります。
さて、
ミッキーが乗車した電車とは?1988年12月の「舞浜駅」開業に伴い、駅周辺ではミッキーも参加し、華やかなセレモニーが行われました。そのセレモニーに参加するため、
ミッキー自ら京葉線に乗車し「舞浜駅」へ向かったという話です。混雑する社内でつり革につかまるミッキーの姿。画像検索で見つかるといいのですが…。
⇒
「ミッキー 電車」Google画像検索結果見つかりましたでしょうか?
・・・
今でこそ、ディズニーリゾートラインに「東京ディズニーランド・ステーション駅」が存在しますが、「舞浜駅」開業当初は、当駅を「ディズニーランド駅」とするために様々な試行錯誤がありました。
千葉県と浦安市、TDRを経営・運営するオリエンタルランド (OLC) が、TDLの最寄り駅である事から駅名を「ディズニーランド駅」とする事をTDRの版権を管理しているウォルト・ディズニー・カンパニーに提案した。(中略)この駅名にはJR東日本も了承していた。
しかし、ディズニーランドとは関係を持たない駅前の商業施設などに「ディズニーランド駅前店」という様な名前が付く恐れがあり、例えば、風俗店やパチンコ店などに「ディズニーランド駅前店」という名称を使用されると「夢」を売ることを事業としているディズニーランドの印象が悪くなってしまうことから、ウォルト・ディズニー・カンパニーの了承を得ることができなかった。
また、各種事件・事故、また泥酔者やホームレスなどの存在がディズニーの名前を汚す恐れがあるので好ましくないという返答があり、所在地の名をとって「舞浜駅」に変更された。
ちなみに、「舞浜」という地名は、アメリカフロリダ州「マイアミビーチ」に由来するそうです。
【ディズニー雑学】「ディズニーランドは永遠に完成しない」
笑顔と感動を届けるための徹底した「お客様(ゲスト)第一主義」は、多くのサービス業・接客業の手本ともされているディズニーランド。
1955年、カリフォルニア州アナハイムに世界初のディズニーランドがオープン。そこで語ったウォルト・ディズニーの言葉はあまりにも有名です。
「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り、成長し続けるだろう」半世紀以上が経ってもなお、ゲストを魅了し続けるディズニーランド。
本家アメリカから嫉妬されるくらいの成功を収める東京ディズニーランドですが、その運営を行うオリエンタルランドも、
『「永遠に完成しない」場所として、これからも東京ディズニーリゾートは日々進化を続けてまいります。』と明言しています。
【ディズニー雑学】「夢の国」ディズニーランドならではの雑学あれこれ
まずは何より、こうした徹底ぶりがディズニーランドのディズニーランドたるゆえん。
キャラクターを演じるキャストは、「東京ディズニーリゾートでキャラクターを演じている(いた)事実を、在職中・退社後問わず外部の人間に漏らさない」旨の機密保持契約をオリエンタルランドと交わさなければならない。
それだけに、こんな逸話も笑顔を誘います。
1990年に当時の首相である海部俊樹が来園した際、帰り際に「ミッキーやミニーの中にいる人たちも本当にご苦労様でした」とスピーチし、広報のキャストらは困ってしまった。
【 同ウィキペディアより 】
一方、ディズニーファンには笑えない衝撃的な事件。某有名人が生放送中にミッキーの頭を外そうと…
それは96年のこと、当時人気番組だった『新春かくし芸大会』(フジテレビ系)でとんねるずが司会を務め、生放送でミッキーマウスがスタジオに登場した。そこで石橋はなんとミッキーに対し「どうせ中に汗だくのおっさんがいるんだろ!」と突如飛びかかり、頭を外そうとしたのだ。これによりスタジオは騒然、CMを差し込むこととなった。
・・・
少々話が逸脱しましたが、以下は、ご存知の方も多いかもしれません。
ディズニーランドならではの、おもてなし一例をまとめました。
- 東京ディズニーリゾート内では、キャストは「いらっしゃいませ」が禁句。「こんにちは」が基本。
- マニュアルが隅々まで徹底されている一方で、例えば、妊娠中の婦人と夫の夫婦に対し「3名様ですね?」と笑顔で声を掛けるキャストも。こうした臨機応変な「おもてなし」もディズニーの魅力。
- 東京ディズニーリゾート内では迷子の呼び出し放送は禁止。リゾート内には、迷子探しの他、防犯や急病人・怪我人への対応などを担う私服のセキュリティーキャストが多数配置されており、迷子情報は一斉にキャストに無線連絡され、短時間のうちに見事な連携で探し出し保護するそうです。
- 「JR舞浜駅」から続く専用通路は、パークに近付くに従い、なだらかな下り坂になっています。これには、自然と早足になることで鼓動が早まり、気持ちの高揚を促す狙いがあるそうです。
- 大きな建物は上層ほど小さく造られており、実際の高さよりも高く錯視させる効果(強化遠近法)を持たせています。ちなみに一番高さが高いのはシンデレラ城で、51m。
- 公式情報ではなく、ゲストが気付き話題となったようですが、東京ディズニーランドは「東西が未来と過去、南北が現実と夢」というレイアウトになっています。
- 東京ディズニーリゾートは、テーマ毎にパークが分かれ、それぞれのパークでテーマに沿った音楽・BGMが流れています。それぞれパークの境目には滝の設置など自然な音源が用意され、パーク間移動の際、耳に入る音楽・BGMの切り替わりが不自然に感じられることがないよう、工夫されています。
- トイレの洗面に鏡が設置されていないのは、「混雑を避けるため」という表向きの理由以上に「夢の世界から現実に戻らないため」と言われています。
- ゴミを拾い集めているキャストに「何をしているんですか?」と尋ねると、「夢のかけらを集めています」と返してくれるキャストが多い。
最後の「夢のかけらを集めています」は、一時期話題となり、興味本位で声を掛けるゲストが増えたようですが、1日に何度も同じことを尋ねられるキャストも少々気の毒。
この質問。もともとは小さな子どもが投げかけた質問だったとも言われています。清掃しているキャストに、いい大人が「何をしているんですか?」は、たしかに不自然です。
・・・
日本を代表するテーマパーク「東京ディズニーランド」。
子どもの頃、遠足や修学旅行で訪れた場所を、今は、息子・娘を連れ、親子2代で訪れる。そんなゲストも多い「永遠に完成しないディズニーランド」。
この「永遠に完成しない」というフレーズは、ビジネスシーンでも幅広く引用され、その接客サービス精神は多数書籍化されています。
1ゲストとして見る「ディズニーランド」と、1企業として見る「ディズニーランド」。それぞれでまた違った驚きや感動があり、「永遠に完成しない」以上、話題も尽きることがありません。
日常の雑談はもちろん、職場での朝礼ネタや会話ネタとしても大いに活用できる「ディズニーランド」。シーンに合わせて、いくつか懐に忍ばせておきたい話題です。
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