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【朝礼ネタ】賞与・ボーナス 平均額は? 使い道ランキング第1位は?

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【朝礼ネタ】賞与・ボーナスの雑学 〜平均額、使い道、支給日など〜


賞与今回の朝礼ネタは「賞与・ボーナス」。

夏季は6月、冬季は12月に支給されることの多い賞与・ボーナス。

心待ちにしている方、何事もなかったかのようにローンのボーナス払いに消えてゆく方、そもそも賞与などどこ吹く風という方、悲喜交々の賞与時期。

労働基準法によれば、賞与を支給する会社はその旨を就業規則に明記しなければなりませんが、給与とは異なり、賞与の支給自体には法的な支給義務がないため、就業規則に「賞与支給」とあっても「業績による」とあれば支給有無は会社次第。

年功序列・終身雇用が当たり前だった一昔前、賞与を見越して果敢なローンを組み、その後、業績不振や予期せぬ転職等によりボーナス払いが行き詰まったという経験をお持ちの方、少なくないと思います。

賞与の使い道ランキングを見ても、そんな時代背景がうかがえます。





賞与・ボーナス使い道ランキング


1位は予想通りと言えば予想通りの結果ですが、2位以下は男女間で少々異なります。20代の男女を中心に実施したアンケート『今年のボーナスは何に使う?ランキング』。まずは男性編。
Q. 今年のボーナスは何に使うか教えてください。(複数回答)

1位 貯金 47.1%
2位 生活費の一部にする 25.0%
3位 まだ決めていない 14.3%
4位 ボーナスはでない 13.9%
5位 投資 11.1%


マイナビニュース「【男性編】今年のボーナスは何に使う?ランキング」より 】

続いて女性編。
Q. 今年のボーナスは何に使うか教えてください。(複数回答)

1位 貯金 52.0%
2位 ボーナスはでない 20.8%
3位 生活費の一部にする 18.4%
4位 国内旅行・日帰りレジャー 12.6%
5位 海外旅行 12.0%


マイナビニュース「【女性編】今年のボーナスは何に使う?ランキング」より 】

毎年、賞与時期が近づくと各企業が競って展開するボーナス商戦。ですが、各個人の使い道ランキング堂々第1位は、消費とは真逆の「貯金」。「ボーナスはでない」も相当数の、近頃の賞与事情。

まさに「ボーナス商戦」ならぬ「ボーナス使用せん」といった現況 (-_-;)

・・・

一方で、『いま、最も欲しいものランキング』。こちらもまずは男性編から。
Q. いま、最も欲しいものは何ですか?

1位 お金 58.9%
2位 時間 14.4%
3位 恋人 7.5%
4位 健康 5.8%
5位 結婚相手 3.2%


マイナビニュース「【男性編】いま、最も欲しいものランキング」より 】

同じく女性編。
Q. いま、最も欲しいものは何ですか?

1位 お金 48.8%
2位 時間 10.2%
3位 結婚相手 10.0%
4位 癒やし 7.0%
5位 恋人 6.0%


マイナビニュース「【女性編】いま、最も欲しいものランキング」より 】

・・・

賞与の使い方ランキング1位が「貯金」。そして欲しいものランキング1位が「お金」
と、何とも素敵な国民性…

賞与・ボーナス平均額


毎年、賞与時期になると各種メディアで取り上げられる「賞与平均支給額」。
平均額は、対象とする企業やその数により当然前後しますので、以下、2つほど引用します。

一般社団法人情報サービス産業協会が実施したアンケートによると、結果(85社平均)は下表の通り。

賞与平均
(※画像クリックで詳細)

一般財団法人労務行政研究所が実施したアンケートでは、東証一部上場企業のみを対象とした結果がまとめられており、2014年夏季賞与平均額は705,792円(125社平均)となっています。

詳細 ⇒ 「東証第1部上場企業の2014年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査」

・・・

欧米では、多くても0.5〜1ヶ月分といわれていることに比べれば、随分と高額な日本の賞与。「多い」「少ない」を誰・何と比べるかは人それぞれです。

賞与・ボーナスの由来・支給時期


一般的に夏季は6月、冬季は12月という印象が強い賞与。
日本では古くは江戸時代に商人がお盆と年末に奉公人に配った「仕着」が由来といわれている。賞与としての最古の記録は1876年(明治9年)の三菱商会の例である。

ウィキペディア「賞与」より 】

なお、「仕着(しきせ)」は為着とも書き、引用の通り奉公人に対して夏・冬に支給した衣服のこと。これが一部衣服代として支給される場合もあったようです。

民間企業の賞与支給日は企業により様々ですが、公務員の賞与については、国家公務員は法律・地方公務員は条例によって定められており、6月30日と12月10日に支給されることが多く、期末手当・勤勉手当と呼ばれています。

なお、支給日に在籍していることを要件としている企業が多い賞与ですが、支給日直前に退職した社員から異議を申し立てられるケースも多いようです。

J-Net21「賞与支給日に在籍しない従業員の賞与は払わなければいけませんか?」(参考記事)

予期せぬ退職・転職が当たり前の世の中。あなたの会社の就業規則は、どう書かれていますか?

朝礼ネタ・会話ネタとしての「賞与・ボーナス」


お前んとこの会社、ボーナスいくらだった?

と、ハッキリ聞く人もいなければ、キッパリと金額を答える人もなかなかいないと思います。
で、現実は、メディアを通じて伝えられる世の中の平均額と自分の賞与明細を見比べて一喜一憂。
といったところでしょうか。

さて、国の借金が1000兆円を突破した昨今。

1000兆円などと言われてもピンとこないかもしれませんが、国民1人当たりの負担に換算すると約800万円。高齢社会が続く今後、消費税も25%〜30%位にまで引き上げないと財政が成り立たなくなるとの試算も出ている今の日本。

日本経済新聞「国の借金1000兆円に 消費税何%にしたら減らせる?」(参考記事)

しかし、消費税が10%上がっても、給料は10%上がらない。
何か悪いことがあった時、他人(会社や国)のせいにして愚痴をこぼせば、気は楽になるかもしれません。けど、生活は楽になりません。

・・・

ところで、多くの会社において、賞与は「業績次第」。例えば、業績不振で減額された時。

業績が悪いのは俺のせいじゃないよ! と、被害者意識で「会社のせい」にするか、
俺達がもっと頑張れば賞与も増える! と、当事者意識で「自分のせい」にするか。

大事なのは「当事者意識」。前者の「俺」が多い会社と、後者の「俺」が多い会社。どちらが元気な会社かは言うまでもありません。

・・・

以前、こんな笑い話を聞いたことがあります。
とある飲食店の店長が、従業員一人一人の率先垂範を促すため、バックヤードに標語を掲げました。

『俺がやらなきゃ、誰がやる!』

ところが、誰かがいたずらで、濁点を1つ取ってしまった模様。

『俺がやらなきゃ、誰やる!』

あなたが店長なら、どうします?

・・・

職場での朝礼やミーティング。「賞与・ボーナス」を話題にする機会に恵まれた際は、平均額などの時事ネタと合わせ、実際に手にした金額に対する「当事者意識」について触れてみると、聞き手の緊張感が適度に高まるかもしれません。


 

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