朝礼・スピーチの悩み解消!

朝礼ネタ・スピーチネタのコンビニ

ネタのコンビニ

【会話ネタ】本物キャビアと偽物キャビアの見分け方 ~キャビアの意味、間違ってませんか? ~

読了までの目安時間:約 5分

スポンサーリンク

【会話ネタ】「キャビア=チョウザメの卵」って実は不正解!?


ミシュランガイド三つ星店が認めるカスピ海産極上天然フレッシュキャビア ベルーガ25g瓶 化粧箱入り
キャビアと言えば「黒い真珠」とも呼ばれ、フォアグラとトリュフと
並ぶ世界三大珍味の1つ、チョウザメの卵を塩漬けにしたものですね。

日本で売られているチョウザメの卵「キャビア」は、ビンのラベルに
通常、「純正キャビア」と表記されています。

一方、偽物(コピー)キャビアは、「ランプフィッシュの卵」と
書かれている場合が多いですね。

ただこの話。「日本では」という条件付きだったりします。
条件付き? 少々余談を交えながら解説していきます。





偽物キャビアの代表格「ランプフィッシュ」って「チョウチンアンコウ」のこと?


ランプ=提灯、すなわち、ランプフィッシュ=チョウチンアンコウ。
もし、そう思われている方がいらっしゃいましたら、思うだけに留めておいた方が得策です。

まったく別物ですので。

ランプフィッシュは“lumpfish”と書き、“lump”は「かたまり」のような意味です。
いわゆる「明かり(ここでは提灯)」のランプは“lamp”です。スペル、違いますねー。

ちなみに、ランプフィッシュはカサゴ目ダンゴウオ科の魚(ダンゴ=かたまりなんでしょうね)、
チョウチンアンコウはアンコウ目チョウチンアンコウ科の魚です。

ついでに…

本物キャビアの「チョウザメ」ってどんな「鮫」?


主な生息地は? 大きいの? 小さいの?

と、その前に。

チョウザメは「鮫」じゃないですから。

体表にあるウロコが蝶の形、全体的な形がサメに似ていることから名付けられた、
チョウザメ目チョウザメ科の「魚」です。

・・・

本物キャビアと偽物キャビアの見分け方に辿りつく前に、
自分の知識が偽物であったことに気付いた方もいらっしゃるかもしれませんね、私を筆頭に…

偽物キャビアの代用品は他の魚卵だけではない


偽物キャビアとして代用される魚は、ランプフィッシュのみならずトビウオ・ボラ・シシャモなど
様々。それらを塩漬けにし、その後イカ墨や着色料で黒く着色して、はい出来上がり。

で、原料は魚に限らず、人工キャビアも多い。
魚介類エキスを海藻成分で包み、同じく黒く着色すれば、はい出来上がり。

と、かなり乱暴なレシピで恐縮ですが、大別するとこんな感じです。

本物キャビアと偽物キャビアの見分け方


これが本題かどうか微妙な流れとなりましたが、キャビアの偽物と本物の見分け方について、
簡単な方法を1つだけ。

おそらくキャビアを召し上がるシチュエーションでは、ご飯ではなくパンがそばにあると思います。
では、目の前にあるキャビアをパンに押し付けるように塗ってみてください。

パンが黒くなればそいつは「黒(犯人)」です。

要するに、偽物は人工的に着色した色のため、通常、色落ちします。
本物は本来の色で色落ちしません。

以上が簡易的な見分け方です(絶対的な見分け方とは言い切れませんのでご注意ください)。

個人的には、数千~数万円は下らない本物キャビアより、
数百~数千円でたっぷり頬張れる偽物キャビアの方が、塩分や油分が比較的控えめで、
本物よりあっさりしていて美味しいと思ってみたり…

キャビア=世界三大珍味であって、三大美味じゃないですからね。

本物をたっぷり頬張れない、負け惜しみです。

「キャビア」に関する大きな勘違い


最後に1つ。多くの人が勘違いしている「キャビア」の意味。
ヨーロッパの多くの国では魚卵の総称としてキャビアと言う事もある。逆に、ロシアでは魚卵全体をイクラと呼び、キャビアは「チョールナヤ・イクラー」、すなわち「黒い魚卵」と呼ぶ。
(中略)
日本では、キャビアと言えばチョウザメの魚卵のみを指す言葉と思われがちだが、キャビアとは、魚卵の意味なので、魚類の卵は、すべてキャビアと呼べる。

ウィキペディア「キャビア」より 】

ん?

魚類の卵は、すべてキャビアと呼べる。らしい…

ならば、ランプフィッシュも、トビウオも、ボラも、シシャモも、
その卵はすべて「キャビア」ということ。
魚卵を使わない人工キャビア以外は、どれも「本物」と言っても間違いではないということ。

だ。

ロシアでは魚卵全体をイクラと呼び・・・ も、

イクラは鮭の卵と信じて疑わない日本人には抵抗ありますねー。

・・・

ま、解釈は人それぞれ、本人がうまいと思えればそれでいいと思うのですが、いかがでしょう?

我が家の食卓になど、決して並ぶことのない「チョウザメの卵(いわゆるキャビア)」。
準レギュラーとしてよく登場するシシャモの卵を頬張りながら、「今日のキャビアうまいね」って、
今度、妻に言ってみようと思います。

頭がおかしくなったと思われるかもしれませんが、それも1つの「会話ネタ」です。


 

同カテゴリーの記事紹介

コメントは2件です

  1. とーふ より:

    ためになりました

  2. 店長(管理人) より:

    とーふさん

    コメントありがとうございます。
    その一言がとても励みになります。

    この記事を書いた後、早速、ししゃも食いながら、
    「このキャビアうまいね」と妻に言ってみたところ…

    ・・・

    見事に無視されました^^

    とーふさんも、
    どなたかにお話される際はお気を付けください。

コメントフォーム

お名前  

 

メールアドレス  

 

URL  

 

コメント

シェア数ランキング
人気記事ランキング(24時間)
カテゴリー