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【朝礼スピーチ実例】「高い穴」に落ちた女の子の話 ~身近なパラダイムシフト~

読了までの目安時間:約 5分

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【そのまま使える朝礼ネタ】パラダイムシフト 「高い穴」に落ちた女の子の話

「朝礼スピーチ実例・例文」の活用方法と注意点(※お時間があれば先にご覧ください)

そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの切り出し・つかみ~


スピーチ(つかみ)おはようございます。

今日はですね、「高い穴に落ちた女の子」という話をしたいと思います。

ん?高い穴?、深い穴じゃなくて?
と、思われる方が多いと思うんですが、こんな話です。

ある女の子がワンワン泣きながら、こちらに向かって走って来ました。
で、懸命にこう訴えかけてきたんです。

「お友達の○○ちゃんが、高い穴に落ちちゃったの。
 お願い、誰か助けてっ!」


その場にいた大人たちのほとんどがですね、「た、高い穴?」「深い穴だろ」
思ったそうなんですが、1人の女性だけは、反応が違ったんですね。

その女性。すぐに女の子のそばに駆け寄って、女の子の目線に合わせてしゃがみ込んだかと思うと、
こんなことを言ったんです。





そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの本題・展開~


スピーチ(展開)(右手を大きく上げ、指を伸ばしたまま手首を90度曲げ、その手を見ながら)

「○○ちゃんは、今、とっても高い穴の中で、
 一人ぼっちで怖い思いをしてるんだね。」


・・・

意味、分かりましたでしょうか?
要するに、女の子は、穴に落ちた友達の目線で、「高い穴」と表現していたんですね。

その場に居合わせた大人たちのほとんどが、「高い穴」という表現自体が正しくないことに
疑問を抱いていたわけです。

でも、もし、その場でその女の子に対して、「それは高いじゃなくて、深いだよ」と
諭すような大人がいたとすればですね、それは、大人の方が間違っているのかもしれません。

とまあ、こんな話です。

・・・

今日、改めて皆さんにお話しようと思っていたのはですね、
パラダイムシフトという言葉なんです。

パラダイムシフト。

皆さんも聞いたことはあるんじゃないかと思いますが、
ある時代や集団の中で当たり前のように浸透していた考え方や概念が、根本的に、
変化することを指す言葉ですね。

天動説が当たり前だった時代に、地動説が唱えられたなんて話が有名なところです。
最初は誰も信じない。信じるはずもない。それがパラダイムシフトなんですね。

天動説から地動説に変化したというパラダイムシフトとですね、高い穴と表現した女の子を、
単純に比較するのもおかしな話かもしれませんが、「見方を変える」という意味では、同じだと
思えるんですね。

これに似た身近な例え話としてですね、「靴の営業マンの話」なんていうのも、
どこかで聞いたことがあるかも知れません。
あれも、「見方を変える」典型的な話としてよく聞かれる逸話の1つです。

聞いたことない方もいるかもしれませんが、今日はもうあまり時間がありませんので、
「靴の営業マンの話」については、また別の朝礼ででもお話できればなー、と思います。

「靴の営業マン話」を引用した朝礼スピーチ実例はこちら

そのまま使える朝礼ネタ ~朝礼スピーチの結び・オチ~


スピーチ(オチ)最後にしますが、こうした身近なパラダイムシフト。
つまり、考え方や見方を変えてみるというのはですね、
頭では理解できても、長年染みついた自分の考え方って、なかなか抜けないもんです。

例えば、目の前にやる気のない部下がいたとします。
その部下のやる気の無さの原因は、本当にその部下自身の問題なのか?

売上が上がらない理由を、他社のせいにしたり、市場のせいにしたり、景気のせいにしたりと、
それ本当に、第三者のせいなのか?

また、夫婦喧嘩が絶えない。自分は妻のせいだと信じて止まないが、本当にそうなのか?
これはすみません、我が家の話です。

最後に1つ、こんなことわざを紹介して終わりにしたいと思います。

『グラスに入っているワインを見て「ああ、もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。
「お、まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。』

事実は1つでも、自分の考え方1つで、ピンチがチャンスに変わるってことですね。
何事も前向きに、今週も1週間、頑張っていきましょう。


 

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