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【朝礼ネタ】防災の常識・非常識 ~地震の時「机の下に隠れる」「車は路肩に止める」はウソ!?~


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【朝礼ネタ】防災に関する疑問・豆知識 常識と非常識は紙一重 171の使い方は大丈夫ですか?


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今回の朝礼ネタは「防災の常識・非常識」。

「防災の日」(1960年・昭和35年制定)が、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災に由来することは有名な話ですが、もう1つ。

例年9月1日付近は、台風が多いとされる「二百十日(にひゃくとおか)」にあたり、「災害への備えを怠らないように」との意味も込められています。

【ご参考】台風に関する雑学(当サイト内記事)

二百十日とは、雑節の1つで、立春を起算日(第1日目)とした210日目のこと。通常の年なら9月1日、閏年なら8月31日。

ただ、一口に「防災」と言っても、その取り組みは様々。中には「昔の常識=今の非常識」といった、誤認が放置されていることもしばしば。以下、「震災に対する常識・非常識」をいくつかご紹介します。





地震の時「机の下に隠れる」「車を路肩に止める」はウソ!?


まずはこちらの引用記事をご覧頂きたいと思います。よく言われる、震災発生時の初期行動について、まずは「机の下に隠れる」

 気象庁が示す震度階の解説でも、「震度6強以上の揺れでは、耐震性のある建物でも壊れる可能性がある」とされています。だからこそ、机の下にもぐって、揺れが収まるまで様子をみるのではなく、直ちに出入口に向かい、扉を開けて、いつでも脱出できる態勢になること。そこまでたどり着けないときはできるだけ安全なスペースに移動すること。それが正しい緊急行動の常識なのです。

日経BPnet 「机の下に隠れる」は実は…【非常識】 より引用 】

続いて、「車を路肩に止めて逃げる」

 車の運転中もそうです。一般的な防災マニュアルには「車に乗っているとき地震に遭遇したら、直ちに車を道の左側へ停車し、キーをつけたまま車を止めて、歩いて避難する」とあります。しかし、これも間違いです。全員が左側に車を止めて放置したら、消防車や救急車などの緊急車両が通行できません。こうした場合の正しい行動は、(1)前後の車に注意してスピードを落とし、左側にいったん停車する(2)車が動くようなら横道へ逸れ、駐車場か広場へ止める(3)ラジオで災害情報を収集する(4)連絡先メモを残し、車検証を持って徒歩で避難する――です。

日経BPnet 「車は路肩に止めて逃げる」は実は…【非常識】 より引用 】

環境や状況が変われば、常識も変わる。ということだけは、頭に入れておきたいところです。


地震の時「まず火を止める」は? ブレーカーは?


地震発生時「まず火を止める」というのも、よく聞く話。ですが、これも「昔の常識、今の非常識」と言われているケースの1つ。

プロパンガスも都市ガスも、通常、室外にガスメーター(マイコンメーター)が設置されており、震度5強相当以上の揺れを感知した時は、ガスメーターが自動的にガスを遮断します。
(※復帰方法や復帰時の注意事項等詳細は、こちら(東京ガスHP)で確認できます)

地震の際、無理に火を止めようとして火傷を負うケースも多く、油使用時は特に危険です。地震の揺れは、多くの場合、短時間でおさまります。「まず火を消す」ではなく「まず身の安全を確保する」が、今の常識と言われています。
(ガスメーター未設置の場合や、瞬く間に燃え広がる可能性が高い状況等は除く)

また、電気の取り扱いも重要です。

広範囲での停電が予測される震災。こうした停電時の避難は、家電類のスイッチがついていることに気付きづらいもの。身の安全が最優先であることは前述の通りですが、可能な限り、家を離れる際はブレーカを落としておくことが大切です。

事実、停電から復旧した際の通電火災による二次災害が非常に多く、阪神大震災での出火原因の6割近くが、この通電火災であったと言われています。


『地震 その時10のポイント』【東京消防庁】


地震だ!まずは○○○○
(○の中に入る4文字は?東京消防庁からの問題です)

東京消防庁は、東日本大震災後に行った都民の行動調査結果等に基づき、地震発生時に取るべき行動『地震 その時10のポイント』について見直しを実施しています。

①地震時の行動 ⇒ ②地震直後の行動 ⇒ ③地震後の行動

と、地震発生から時系列に沿って、見直し後の10のポイントがこちらにまとめられています。

(PDF4ページ)


防災に関する「新常識」いろいろ


ガソリンスタンドは非常に安全

消防法や建築基準法といった厳しい基準の元で建造されているガソリンスタンド。

実際、阪神大震災の際、周辺が焼け野原になっていても、ガソリンスタンドの火災はゼロだったという事実が、その安全性を証明しています。


エレベーター乗車時

近年のエレベーターは、地震発生時に自動で近くの階に止まる制御になっているものが大多数とは言うものの、全てではない上、大地震の影響で本来の制御が稼働してくれるとも限りません。

揺れを感じたら即座に全ての階のボタンを押し、いずれかの階で止まる確率を上げるようにした方が得策であると言われています。


広域避難場所への速やかな避難、その前に!

津波や大規模火災の恐れや差し迫った危険がある場合は速やかに避難することは言うまでもありませんが、『地震 その時10のポイント』(前述)にもある「確かめ合おう わが家の安全 隣の安否」と「協力し合って 救出・救護」がとても大切です。

無事だった住民だけが早々に避難してしまうと、隣近所で瓦礫の下敷きになって動けない人や、自力で行動できない高齢者や小さな子どもに成す術はなくなります。

救助までの経過時間が生死を分ける下敷き被害。自分自身が瓦礫の下敷きになっているにも関わらず、隣近所が一目散に避難してしまった時の不安や恐怖を想像すれば、その重要性は明白です。

当然ながら、広域避難場所や一時集合場所は、日頃から家族間で必ず把握しておきたいところです。


「災害用伝言ダイヤル171(いない)」の周知徹底


大震災発生時、電話はほぼ間違いなくつながらなくなります。災害用伝言ダイヤルの存在自体は何となく知っていても、いざ使うとなると「自信がない」「分からない」という方も多いのではないでしょうか。

ぜひ、家庭や職場で「災害用伝言ダイヤル(171)」「災害用伝言板(web171)」について、改めて情報共有しておいてほしいと思います。

なお、伝言の“録音(登録)”が可能な電話番号は、「171」が固定電話のみ、「web171」が固定電話の他、携帯も可となっています。

※伝言の“再生(確認)”については「171」も原則携帯からも可(各通信業者要確認)

(切り取ると名刺サイズになりますので携行に便利です)

震災後、あなたのことを心から心配されているご家族・ご親戚・ご友人のためにも、落ち着き次第、まずは「災害用伝言ダイヤル171」に伝言を残すことを心掛けたいものです。

情報は多いに越したことはありませんが、多すぎることで混乱を誘発します。特に震災発生後は、情報が錯綜し、不安をあおるデマや誤情報も飛び交います。少なくともお互いが「確実に」「容易に」共有できる情報については、事前に周知徹底しておきたいですね。

朝礼ネタや会話ネタとして、職場でも家庭でも、防災に関する必要最低限の情報は、常に共有できるよう呼び掛けておきたいところです。

・・・

阪神大震災、東日本大震災と、未曾有の大地震を経験した日本。そして、経験則から生まれた防災に対する「常識」「非常識」。

何事も「知識として知ってること」と「実際に出来ること」は、思った以上にかけ離れているもの。防災は、意識や知識もさることながら、行動が何より重要です。平時に出来ることは、後回しにせず、すぐに対応しておく。言うは易しですが… 自戒を込めて。

以下は、取り急ぎのご参考まで、です。


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コメントは6件です

  1. 尾下義男 より:

    前略

    お世話になります。
    いばらき防災大学講師の尾下と申します。

    「あなたは、地震等の際に、頭をどのように守りますか?」

    「東京防災」は、多くのイラストで理解しやく構成されていますが、その中で、地震発生時の頭を守る行動は、素手やカバン等で直接頭を抑えるよう指導しています。

    この行動をとると首を左右に動かすことが難しく、視野が90度(正面)のみに止まります。

    そこで、私は、頭を素手で覆うときは手のひらを下向き(両手を組まず、左右どちらの手の甲の上に手のひらを重ねる=手のひらに怪我をすると物が持てなくなり、避難行動時に大きな支障をきたします。)ことを提案・指導しています。

    つまり、頭の上に空間(約10cm~15cm)をつくると、首がスムーズにまわり、視野が180度に広がり危機を回避することができ、状況・危険度の確認も容易になります。しかも天井等からの落下物が頭を直撃するとしても、その衝撃の緩和策(ヘルメットの構造を参照)にもなります。

    机上の空論より、多角的な物事の見方、つまり、「ものは試し」の精神で別のやり方を試してみてください。
    このように一コマ(身を守る行動)の動作を積極的に訓練することで、安心、安全の確保の実践的・具体的な動作が市民一人ひとりに浸透して、実効性のある、実りある防災訓練の展開ができると確信しています。

    ご理解の上、ご指導賜れば幸甚に存じます。
      尾下拝

  2. 店長 より:

    尾下様

    貴重なコメントありがとうございます。

    防災分野の第一人者としてご活躍されている方より
    コメントを頂戴し、誠に恐れ入ります。

    尾下様の仰る通り、何でもない「一コマの動作」も
    日頃訓練していなければ、いざという時、なかなか
    体現できるものではないと、痛切に共感いたします。

    「机上の空論」と「ものは試し」。

    頭で理解している内容と、実際に行える内容には、
    防災に限らず大きな乖離があり、日頃の訓練や意識の
    度合いに大きく左右されるもの。

    これは全くもってその通りだと強く感じます。
    自戒とともにとても勉強になりました。

    人命と隣り合わせのご活動に、緊張の連続かと
    お察し申し上げますが、尾下様の今後益々のご活躍を
    陰ながら応援させて頂きます。

  3. 危機管理アドバイザー尾下義男 より:

    店長様

    店長様のお言葉を肝に銘じ、減災対策に微力ながら努めてまいりますので、
    ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
    有難うございました。
             尾下拝

  4. 店長(管理人) より:

    尾下様

    重ねてのご返信、ありがとうございます。
    自戒を込めての内容をお伝えしたつもりでしたので、
    お恥ずかしい限りです。

    尾下様からのご返信。
    こうした細やかなお心遣い、相手を思いやる気持ちこそが、
    災害対策には必須なんだと、改めて強く感じました。
    なかなか、簡単に真似できることではありません。

    日に日に寒さが増し、これから年末にかけましては、
    公私ともに何かとお忙しく過ごされることと思います。

    ご返信には及びませんので、引き続き、
    多くの方々のためにご尽力されます中、
    くれぐれもご自愛くださいませ。

  5. 危機管理アドバイザー尾下義男 より:

    前略

    お世話になります。
    危機管理アドバイザーの尾下と申します。
    熊本地震で学んだことをご参考にして頂ければ幸甚に存じます。

    防災教育から減災教育へと転換

    現在の防災教育は体験型へシフトしながら、効果的に防災を学ぶ場へと努力されています。災害時に被害を最小限に止める減災教育は、従来型の平面的防災教育から経験値(知)を組み込むことによって、被災地支援と地域防災の双方がつながる可能性が生まれます。

    被災地に関わった個々人が得る強い利他や貢献の行動と感情を地域に還元出来れば、地域防災の取り組みが質的に向上します。現実の災害とは切り離されて行事化していた防災教育や防災活動が、具体的な被災地に的を絞って、そこと我が地域を重ねてイメージすることで、救命や避難の仕組み、他地域を支援する行動から地域防災の課題も見えてきます。

    災害教育は単に現場での防災教育(被害の最小化を学ぶ)ではありません。災害に関わる個人の内的な成長(思いやりの心)と判断力、行動力、精神力の向上をもたらす相乗効果が期待されます。

    防災教育から減災教育へと歩を進めることで得られる効果は、被災地に訪れる人々に対して、被災地の現場や景色ではなく、生活の場であったことをしっかりと伝えていくことが重要です。

    被災された人々の声を直接、聞ける機会を持つことで、訪問者の心には確実な変化が訪れます。

    小職の経験値(知)から申し上げますと、これは、「防災学」という一つの学問と捉え、現実を直視しつつ悲しみの不の連鎖を少しでも止められるように、できる限り過去を知り、伝え、そして未来に生かしていくことが私達に与えられた使命だと思います。

    これからも更なる精進をしてまいります。
                       尾下拝

  6. 店長(管理人) より:

    尾下様

    こちらこそ、いつもお世話になります。
    今回頂きました尾下様のコメント、じっくりと拝読させて頂きました。

    > 防災教育から減災教育へ
    > 現実の災害とは切り離されて行事化していた防災教育や防災活動
    > 被災地に訪れる人々に対して、被災地の現場や景色ではなく、生活の場であったことをしっかりと伝えていくことが重要

    お言葉1つ1つに尾下様の思いを強く感じ、深く痛み入るとともに、
    「行事化していた防災教育」という表現には、思わずハッとさせられました。

    減災。言うは易しですが、それを地で行かれている尾下様こその貴重なコメント。
    1人でも多くの方に届いてほしいと、強く感じました。

    毎度月並みで恐縮ですが、益々のご活躍を祈っております。
    改めまして、ありがとうございました。

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