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【朝礼ネタ】朝礼スピーチや日常会話で「数字ネタ」をさらっと使ってみる すると…
今回の朝礼ネタは「数字」。算数は苦手、数学には無関心に育った筆者が、敢えて「数字」
について書いていますので、小難しい話は一切出てきません。
簡単な数字を覚えておくだけで、朝礼スピーチや日常会話において
説得力や具体性が増す。そんな「数字」に関する雑学・ネタです。
いつだか
『「連続する10個の数字の足し算」を瞬時に答える方法』が、話題になったことがありました。
1+2+3+4+5+6+7+8+9+10=55 これは覚えてる人が多いですね。では例えば、
123+124+125+126+127+128+129+130+131+132=?
答えは1275なわけですが、これを瞬時に答える方法です。
確かにすごい「方法」です。しかし…
実際、「連続する10個の数字の足し算を出題される機会に恵まれる方」、普通、いません。
(ご存知でない方もいらっしゃると思いますので、一応詳細後述)
ですので、普段の朝礼ネタや会話ネタとして、もっと「さらっと使えそうな数字ネタ」を
いくつか取り上げてみます。
昭和〇〇年生まれ=西暦〇〇〇〇年生まれ
例えば、昭和40年生まれの人は、西暦1965年生まれ。
同じく、昭和50年生まれの人は、西暦1975年生まれ。
さらに、平成10年生まれの人は、西暦1998年生まれ。
そして、平成20年生まれの人は、西暦2008年生まれ。 ですね。
昭和は「25」、平成は「12」。この2つの数字だけおさえておけばOK。
昭和生まれの場合は、昭和に「25」を足せば西暦(の下2ケタ)。
平成生まれの場合は、平成から「12」を引けば西暦(の下2ケタ)。または、
西暦(の下2ケタ)から「25」を引けば昭和。
西暦(の下2ケタ)に「12」を足せば平成。ちなみに、昭和64年=平成元年=西暦1989年です。
平成元年(1989年)~平成11年(1999年)に限り、「12」を引くとマイナスになり、
少々分かりづらいと思いますが、実際、平成生まれを西暦に換算する会話は、昭和のそれに
比べれば、圧倒的に少ないようにも思います。
A 『何年生まれですか?』
B 『昭和53年生まれです。』
A 『ってことは、1978年生まれですねー。』何気ないやりとりですが、知らないと出来ない「絶妙な相づち」です。
時給〇〇〇円=年収〇〇〇万円
時給1000円の人の年収は、約200万円です。
年収=時給×8時間(1日の労働時間)×20日(月の稼働日数)×12ヶ月これを、月の稼働日数を20.8日とすると、
『年収=時給×約2000時間』となります。
稼働日数は人によって多少前後する数字ですが、この数式を押さえておくだけで、
時給⇒年収の換算(概算)があっという間です。
年収⇒時給換算『年収÷2000=時給』として覚えておいてもいいかもしれません。
『この1時間の企画会議、全然収穫なかったじゃねーか!
時給換算で、一人2500円(年収500万円の場合)の損失だぞ!』みたいな。
徒歩1分=80m
「徒歩1分=80m(時速4.8km)」というのは有名な話ですね。
この数字、「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」の中で定められており、
1分未満の端数が生じた場合は、1分として計算することになっています。
【 例 】 駅から50mの物件は「駅から徒歩0分」ではなく「駅から徒歩1分」と表示
そしてこの「分速80m」。ウィキペディアにこんなことが書かれてあります。
分速80mという基準は、健康な女性が「ハイヒールのサンダルを履いて歩いた時」の実測平均分速が80.3mとなっていることから採用されたといわれている
「いわれている」です。念のため。
カロリーゼロ・糖類ゼロの「ゼロ」には要注意
ご存知の方も多いかもしれませんが、「カロリーゼロ」の表記は、
厚生労働省の「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」によって、次のように定められています。
食品100gまたは飲料100mlあたり、5kcal未満であれば、
「無、ゼロ(0)、ノン、レス」の表示が可能。また、
食品100gあたり40kcal以下、飲料100mlあたり20kcal以下であれば、
「低、ひかえめ、小、ライト、ダイエット、オフ」の表示が可能。他にも、コレステロールや糖類、ナトリウムなども同じように基準値が定められており、
それらを下回れば「ゼロ」表示が許されています。
詳細はこちら。
厚生労働省「栄養表示基準に基づく栄養成分表示」さて、
カロリーゼロの飲料や食品を、「たくさん食べても太らないから大丈夫」と安心して、無意識のうちについつい食べ過ぎていませんか?実は、そんな心理的な要因だけでなく、カロリーゼロ飲食品に含まれる人工甘味料が体にさまざまに影響して、肥満につながる恐れがあることが分かってきました。
と始まるダイヤモンドオンラインの記事。気になる方は続きをご覧ください。
「ゼロ」カロリーなのに太る?! 日本で知られていない、まさかのカラクリ【ダイヤモンドオンラインより】
降水確率0%の意味と読み方
降水確率98%や、逆に降水確率2%。どちらも聞いたことありませんね。
それもそのはず、降水確率は0%~100%までの10%単位の値のみで発表されるもの。
気象庁が算出した降水確率は、1%の位を四捨五入して発表されるわけです。
つまり、「降水確率0%」は「降水確率0%~4%(5%未満)」ということ。
言うまでもなく5%の場合は、四捨五入で10%と発表されるわけですね。
そしてもう一つ。
降水確率「0%」。何て読むのが正しいかご存知でしょうか。
・・・
正解は「レイパーセント」です。「ゼロパーセント」とは読まないそうです。
以下、ご参考まで。
Q. 電話番号を読み上げるときに、「0」を「ゼロ」と読んだら注意されました。なぜでしょうか。
A.「ゼロ」が英語から取り入れた外来語であり、「イチ、ニ、サン…」などとは異なるからです。
(中略)
ただし、「ゼロ」という発音は「レイ」に比べて強く響くような印象もあるため、「無い」ということを強調する場合には、放送で「ゼロ」を使うこともあります。
事故ゼロ 海抜ゼロメートル地帯 欠席者ゼロ
このように、「ゼロ」が使われるのは「まったく無い」という意味の場合です。
【 NHK放送文化研究所 最近気になる放送用語 より 】
ゼロは数学の0で皆無に対しレイには、零細企業と使われるようにきわめて小さいという意味があるそうです。この為天気予報の降水確率の0%はレイパーセントと読み、5%未満を意味します。
【 Yahoo!知恵袋 ベストアンサー より 】
ちなみに、「降水確率の高い低い」と「降水量の多い少ない」は全くの無関係だそうです。
『ねーねー、降水確率何%以上だったら、傘持って出掛ける?』くらいの軽いフリから
降水確率0%の話題に展開していければ、会話としていい流れになりそうです。
ところで、
ゼロ=「まったくない」「皆無」の意を前提に考えると、
厚生労働省の定める「カロリーゼロ」の表記に矛盾を感じたりもします。
数字ネタについてのまとめと…
朝礼スピーチや日常会話。「数字」をさりげなく活用される方の話には、やはり説得力が増すと
ともに、一般的にも知的な印象を受けます。
とは言え、今回挙げたいくつかの例について言えば、数字を使うからといって、算数や数学が得意
である必要などまったくないことにお気付き頂けると思います。
日常の朝礼ネタ・会話ネタとして、「数字の雑学」を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
・・・
あっ、『「連続する10個の数字の足し算」を瞬時に答える方法』でしたね。
5番目の数の後ろに5を付けるだけです。一応、解説。
1.5番目の数字をA、答えをBと仮定(X・Yだと見づらいので)
2.連続した10個の数字の足し算は以下の通り
(A-4)+(A-3)+(A-2)+(A-1)+A+(A+1)+(A+2)+(A+3)+(A+4)+(A+5)=B
3.「-4」と「+4」、「-3」と「+3」、「-2」と「+2」、「-1」と「+1」をそれぞれ相殺
⇒ A+A+A+A+A+A+A+A+A+A+5=B
⇒ 10A+5=B
⇒ Aを10倍して5を足すとBになる = 5番目の数の後ろに5を付けるとBになる
4.腹に落ちない場合は、冷水で顔を洗ってから、1.に戻る
算数苦手、数学無関心の筆者による、精一杯の解説でした。
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こんにちはさん
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