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【朝礼ネタ】インフルエンザの気になる雑学 ~インフルエンザ予防の常識・非常識~

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【朝礼ネタ】インフルエンザの常識・非常識 ~インフルエンザの雑学まとめ~


ウイルス感染今回の朝礼ネタは「インフルエンザ」。

感染、発症してしまうと朝礼どころではなくなる冬の大敵。

インフルエンザは非常にの感染力が強く、体内に入った1個のウイルスが24時間後には100万個に増殖すると言われており、日本では毎年約1千万人、約10人に1人の割合で感染していると言われています。

毎年冬場(特に1月・2月・3月)に流行のピークを迎えるインフルエンザについて、知っておいた方が良さそうな常識・非常識をまとめてみました。以下8項目ほど。気になる「雑学」がありましたら斜め読みでご覧ください。





インフルエンザ 会社や家庭でも共有しておきたい雑学一覧


(※以下、クリックで該当項目に移動します)

  1. インフルエンザは早めの治療が最善策。その理由は?

  2. 飛沫感染、接触感染だけではありません。「うがい」は効果なし?

  3. なぜ違う?インフルエンザワクチン接種料 平均料金は?

  4. 「インフルエンザワクチンは打たないで」 ~ワクチン陰謀説~

  5. インフルエンザウイルスに抗生物質(抗生剤)は効きません

  6. 南極では風邪を引かない インフルエンザにもかからないって本当?

  7. インフルエンザ予防 その1 ~乳酸菌飲料が売れているワケ~

  8. インフルエンザ予防 その2 ~厚生労働省HPより~


1.インフルエンザは早めの治療が最善策。その理由は?


体内に入った1個のインフルエンザウイルスが24時間後には100万個にまで増殖すると言われていることは前述の通りです。

これに対し、インフルエンザ治療薬(抗インフルエンザウイルス薬)は、ウイルスそのものの除去が目的ではなく、増殖を抑制することがその目的となっているため、発症後、48時間以降の投与では効果が薄いと言われています。これが「早めの治療が最善策」の理由です。

そして、インフルエンザ治療薬として有名なのが以下の2つ。

「タミフル」(経口投与薬、正式名称:オセルタミビル)
「リレンザ」(吸入投与薬、正式名称:ザナミビル)


インフルエンザウイルスは、主に上気道より感染すること多いことから、吸入投与により薬物が迅速に上気道に到達する「リレンザ」の方が即効性があるとも言われていますが、小さな子供や高齢者には服用が難しいという点もあるようです。

また、「タミフル」については、因果関係は不明とされていますが、小児・未成年患者が服用後に異常行動を発し転落事故に至ったなどの例が複数報告されたことを受け、原則として十代の未成年患者に対する使用が差し控えられています。

2007年3月22日、厚生労働省が十代の未成年患者の使用制限を緊急発表。「タミフルは01年2月の国内発売以来、のべ約3500万人が使用した。昨年までに服用後の死亡が報告されたのは54人で、転落などの異常行動で、2007年2月28日までに死亡したのは5人。5人の死亡時の年齢は12~17歳。」

ウィキペディアより 】

服用に際しては、医師の指示を遵守するようにしてください。

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2.飛沫感染、接触感染だけではありません。「うがい」は効果なし?


感染者がくしゃみ・せきをした際に飛び散るツバによる「飛沫感染」
感染者の触ったものに第三者が触れることにより起こる「接触感染」

もう1つ。飛沫感染に似ていますが、「空気感染」を忘れていませんか?

ウイルスを含んだツバ。水分が蒸発してもウイルスはすぐには消滅せず、数時間は空中を漂うと言われています。感染者がそばにいる状況に限らず、日常のマスク・手洗いがいかに重要かを改めて認識しておいた方が良さそうです。

なお「うがい」には様々な見解があるようですが「首相官邸」の見解は以下の通りです。

うがいは、一般的な風邪などを予防する効果があるといわれていますが、インフルエンザを予防する効果については科学的に証明されていません。

首相官邸HP「冬の感染症にご注意!」より 】

インフルエンザウイルスは、一般の風邪を引き起こすウイルスよりも感染力が強く、気道に付着後20分程度の短時間で細胞の中に取り込まれ増殖していくと言われています。

これに対し「20分毎にうがいをするという予防法」が現実的ではないというのが「うがい」が推奨されない理由の1つのようです。

ただ、普段の風邪予防や他の感染症予防等、有用性が立証されてるケースもあることから、インフルエンザの予防効果が期待できないとしても、うがい自体は日頃から習慣付けておいた方が良いことに間違いはなさそうです。

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3.なぜ違う?インフルエンザワクチン接種料 平均料金は?


「打つ派」もいれば、「打たない派」もいるインフルエンザワクチンですが、接種する病院によって随分と料金が異なることに違和感を覚えたこと、ありませんか?

接種費用が市町村によって公費負担されているところもありますが、インフルエンザ予防接種は、病気に対する「治療」ではなく、文字通り「予防」のため、原則として保険適用外。そのため、医療機関側がある程度の自由裁量で料金を設定しているそう。

もちろん、高かろうが安かろうが、中身は基本同じ。

万が一、「うちのワクチンは少々高いけど、効果抜群だよ!」などと言う医者がいたら、然るべき機関に通報すべきかも。

ちなみに、独禁法の絡みで料金を統一できない等、諸事情もあるようですが、インフルエンザワクチン接種料の平均は約3,000円だそう( QLife「インフルエンザ予防接種全国平均価格を公開」より )。

以前、厚生労働省が公表したインフルエンザワクチンの原価は350円。と、結構な粗利。次の項で触れますが、各方面で様々な利権が絡んでいるとかいないとか。

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4.「インフルエンザワクチンは打たないで」 ~ワクチン陰謀説~


“日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。”
“効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。”
“インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。”


これらは、『インフルエンザワクチンは打たないで』著者で医学博士の母里啓子(もりひろこ)氏の談。ワクチン接種に対する反対論者は思いのほか多いことに驚かされます。

関心のある方は、『インフルエンザワクチンは打たないで』を検索してみると様々な意見・考え方に触れることができます。 ⇒ Google検索結果

反対論も踏まえた上で、改めて賛成論者の主張(反対論に対する反対意見)に触れると、一層理解が深まり勉強になる部分も。

最終的に「賛成派」としてワクチン接種を続けるか、「反対派」の立場を支持しワクチンを否定するかは、あなた次第です。

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5.インフルエンザウイルスに抗生物質(抗生剤)は効きません


そもそも、「ウイルスと細菌の違いって何?」と聞かれて、明確に答えられる人は案外少ないかもしれません。

ウイルスと細菌の違い(当サイト内参考記事)

風邪を引いて医者にかかった際、処方されるイメージがある抗生剤(抗生物質)ですが、抗生剤が作用するのは、細菌であってウイルスではありません。一方、風邪の原因のほとんどは細菌でなくウイルスです。

つまり、医師によって「細菌による風邪」「風邪の症状と似ているが細菌が原因の別の病気」と診断された場合に処方されるのが本来の抗生剤。

抗生剤は、身体に有用ないわゆる善玉菌にまで殺菌作用が及ぶ可能性もあり、多用することで体内に耐性菌(抗生剤が効かない菌)が作られてしまう危険性もあると言われています。

「風邪引いたら抗生剤飲めばイッパツだよ!」という人の誤用を避けるためにも、手軽にドラッグストアで買えないわけですね。

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6.南極では風邪を引かない インフルエンザにもかからないって本当?


「南極では風邪を引かないって本当?」ネット上でも様々な意見が飛び交っているこの質問。この質問の答えに最も多く登場するのが「極寒で細菌・ウイルス自体が生きられないから」というもの。

確かに、風邪の原因は寒さではなくウイルス(まれに細菌)。その原因が存在しなければ、風邪は引きようがありません。

しかしながら、人間が生きてそこに存在する以上は、その体内に存在するウイルスも普通に生存し続けるわけで、そのウイルスが周囲の人に感染することは普通にあり得る話。

「ちょっと週末、南極行ってくるわー」くらい、南極がメジャーな観光スポットにでもなれば話は別ですが、現状、南極に「人混み」は見当たりません。加えて、ある程度選抜された人々、つまり健康管理の行き届いた屈強な人々しか足を踏み入れることがない南極。その限られた人々の間で感染する確率は極めて低いというわけですね。

なお、映画「南極物語」やドラマ「南極大陸」の主役、南極観測隊。隊員たちは、病原体や病原菌を外部から持ち込まないよう、日本を出発する前に、風邪はもちろん水虫や虫歯に至るまで完全に治療しなければならないそうです。

以上、南極では「絶対に風邪を引かない」とは断言できませんが、「風邪を引く可能性は極めて低い」が正解に近いと言えそうです。

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7.インフルエンザ予防 その1 ~乳酸菌飲料が注目されているワケ~


良薬口に甘し?

インフルエンザ防御、「乳酸菌と水分」の補給が効果

 早めに始めておきたいのが乳酸菌の摂取。ヨーグルトや乳酸菌が「免疫力を高める」「インフルエンザ予防に効く」という話を耳にした人も少なくないだろう。

 実際に、市販のヨーグルトや乳酸菌飲料に使われている1073R-1乳酸菌やラブレ菌、FK-23乳酸菌といった菌をとることで、病原体の侵入があったときに最初に働く免疫細胞のひとつ、「NK(ナチュラルキラーの略)細胞」の働きが高まったり、感染後の重症化が抑えられたりすることが確認されている。

日経新聞「インフルエンザ防御、「乳酸菌と水分」の補給が効果」より 】

数ある乳酸菌の中でも特に有用とされている乳酸菌を「プラズマ乳酸菌」と呼び、その「プラズマ乳酸菌」を含む飲料が各メーカーから発売され、着実に売り上げを伸ばしていると言います。

【参考】プラズマ乳酸菌飲料一覧(楽天)

インフルエンザ予防の新常識の1つ「プラズマ乳酸菌」。覚えておいて損はなさそうです。

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8.インフルエンザ予防 その2 ~厚生労働省HPより~


厚生労働省HPに記載されているインフルエンザに有効とされる予防法は以下の6つ。

1) 流行前のワクチン接種
2) 飛沫感染対策としての咳エチケット
3) 外出後の手洗い等
4) 適度な湿度の保持
5) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
6) 人混みや繁華街への外出を控える


厚生労働省「インフルエンザにかからないためにはどうすればよいですか?」より 】

せっかくですので、今回ご紹介した「インフルエンザの雑学」のおさらいを含め、

1)に関しては、「反対派」の存在を気にしつつ、
2)に関しては、「空気感染」にも警戒し、
3)に関しては、「うがい」の表記がないことにさりげなく注目し、
4)に関しては、「適度な」を超えるとウイルスの代わりにカビやダニが活躍することに注意を払う。

と、自分の意志だけで何とかなりそうですが、5)6)に関しては、インフルエンザに限らず「それが出来れば苦労しないよ」という愚痴も聞こえてきそうです。

まずは「出来ることから」習慣化したいところです。

【参考】今売れている「インフルエンザ予防・対策グッズ」(楽天)


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明日は我が身のインフルエンザ


初期症状の段階で「単なる風邪だろう」と軽視し、市販の風邪薬で様子見。ところが、ほどなくして「何か違う…」と嫌な予感がよぎり、病院へ駆け込む。ありがちな寒い季節の一コマです。

あなたが、周囲に一切の迷惑をかけることなく、じっくりと自宅療養できる立場でしたら(そんな人いない…)、自然治癒を待っても問題ありませんが、忙しいビジネスマンはのんびりもしてられません。

急な高熱や「いつもの風邪と何か違う…」を自覚したら、忙しさを言い訳にすることなく「早めの診断・治療」。

日常生活は自分だけで回ってるわけではありませんので、自分はもちろん、周囲にも最大限配慮し、正しく早く治癒したいものです。

インフルエンザに関する常識・非常識。自分が常識をわきまえていても、相手の非常識が原因で自分が感染、発症してしまっては元も子もありません。

朝礼ネタや会話ネタとして、身近な人と共有しておきたいインフルエンザの常識・非常識。少しでもお役に立てれば幸いです。


 

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