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【朝礼ネタ】「いい話」「感動する言葉」を朝礼スピーチに引用する方法

読了までの目安時間:約 11分

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【朝礼ネタ】「いい話」「感動する言葉」を違和感なく朝礼スピーチに引用する方法


いい話今回の朝礼ネタは「スピーチに引用したい“いい話”」。

歴史上の人物や著名人の名言・格言は、主に結婚式や入学・卒業式など、格式あるシーンのスピーチにおいて好んで引用されますが、日頃の朝礼の話題として引用するには、少々重い…。

と、感じられる方も多いと思います。

日常の朝礼で、あまり偉ぶったスピーチネタを選んでしまうと、
「何を偉そうなこと言ってんだ?お前が率先垂範しろ!」
と言わんばかりの無言のプレッシャーが飛んでくる。なんて方もいるかもしれませんね。

そんなあなたに良い方法があります。





朝礼スピーチ「人から聞いた話」と「自らの体験談」どちらがより印象的か?


少々強引な分け方ではありますが、一般的にスピーチネタは以下の2つに大別できます。

①人から聞いた話や、書籍・メディア等から得た情報
②自らの体験談


実際、日常の朝礼では急いでネタを探すことも多く、ついつい①を探しがち、選びがちかもしれませんが、取ってつけた話題や無理に暗記に頼ったスピーチは、当然ボロも出がち。

一方、自らの経験に基づいた②を話材とした場合は、「覚えた内容を話す」ではなく「もともと自分の中にあるものを思い出して話す」ため、「暗記した内容が突然飛ぶ」といったトラブルに見舞われることも少なく、比較的緊張せずに自信を持って話すことができます。

結果として聞き手にも安心感を与え、さらには臨場感を伝えることもできます。

例えばスピーチの「つかみ」として、次のどちらの方が聞き手の関心を集めやすいでしょうか?

◆新入社員に向けてのスピーチにて

 A 休日に読んだ本の中にこんな名言があったので紹介したいと思います。
 B 皆さんと同じ社会人1年生の時、私、衝撃的な言葉に出会ったんです。

◆普段の朝礼にて

 A 誰が言ったか定かではないそうですが、とても感動した言葉を1つ共有したいと思います。
 B 昔、恩師から頂いた言葉で、聞いた瞬間「絶対誰かに話したい!」と感じた言葉があります。

・・・

いかがでしょうか?

一言で言えば、Aは他人事Bは自分事といった印象を受けませんか?

もちろん、Aも自分自身の出来事ではあるのですが、どことなく「よそよそしさ」や「引用丸出し感」が漂い、折角準備したネタであっても、結果として「スピーチのためのスピーチ」に聞こえてしまいがち。実に残念。

そこで役に立つのが、「嘘も方便」

スピーチのネタがたとえ、誰から聞いたかハッキリと覚えていないような話であろうが、ネットサーフィン中にたまたま見つけた言葉であろうが、あなた自身が「いい話」「感動する言葉」と感じたのであれば、そこはぜひ「嘘も方便」です。

ネットで見かけた話や、うろ覚えの感動話

自分に影響を与えた人物(恩師・上司等)から聞いて感銘を受けた話


と、あなたの脳内で変換してみてください。
それだけで、聞き手に与える印象が格段にレベルアップするはずです。

つまり、前述の例でいうところの、AをBに、他人事を自分事として話してみるということです。

朝礼スピーチに引用したい、例えばこんな「いい話」「感動する言葉」


ではここで実際に、年代問わず比較的万人受けしそうな「いい話」や「いい言葉」をいくつか並べてみます。

繰り返しとなりますが「嘘も方便」です。こういった話を実際に人前で話す際は、自分の身に降りかかった出来事かのように情景をリアルに想像し、感情を込めて伝えるとより効果的です。

「あと10歳若ければなぁ」なんて口にすることがよくある。

そんな時は、10年後の自分を想像して、そこから今の自分に強く言い聞かせる。

「今この瞬間が、その10歳若い時なんだぞ!」と。
「今やらないと、10年後も同じこと言ってるぞ!」と。
  • 遠い昔、学生気分の抜けなかった社会人1年生の時、筆者が実際に上司から言われた言葉。年を重ねるごとに重みを増す、心にしみる言葉です。

つまずくのは、進んでいる証拠。
  • よく聞く「失敗は成功のもと」より、どこか温かさを感じる一言。何かやらかした部下のフォローに効き目がありそうです。

交差点で信号待ちするカップル。

信号が青になると、彼氏が突然、びっくりするような大きな声で、
「青になったぞ!行くぞ!!」

見れば分かるよと言いたげな顔の彼女。
このとき彼女は気付いていない。彼氏の優しさに。

彼氏を挟んで反対側に、白い杖を持った視覚障害者がいたことに。
  • 決して事情を説明しない彼氏の優しさ。もし、この光景を実際に3人の真後ろで目撃したら… 誰かに話したくなると思いません?

最寄駅からバスで自宅に帰る途中、誰も押してない停留所に突然止まった。乗る人もいない。

すると運転手から「すみません、後ろに寝てる小さなお子さん居ませんか?その子多分ここで降りるので起こしてもらえますか?」とアナウンス。

皆に起こされた小学1年くらいのその子は照れつつ降りてった。皆笑顔になった。
  • こちらも「優しさ」がテーマ。運転手さんのややぶっきらぼうな物言いや、照れ臭そうに降りていく小学生の姿。それを囲む乗客たちの笑顔。その場の情景がリアルに伝わってくる逸話ですね。

イケメンが電車で「席どうぞ」ってお婆さんに譲ってた。

すると「まだそんな年じゃないですよっ!」と機嫌を損ねる、ひねくれ婆さん。

そしてイケメン「ただのレディーファーストですよ、お姉さん」とウィンク。婆さん赤面。俺も赤面。客席全体がわりと赤面。
  • 上2つの「優しさ」とは雰囲気が違いますが、「席どうぞ」の一言にも何かとシガラミを感じる昨今、この機転はすごいの一言です。

高校生カップルがチャリ二人乗りで警察に注意されてた。

警察が「彼女のこと本当に大切にしてるなら二人乗りなんて危険なことさせるな。二人でおしゃべりしながらゆっくり歩くのも悪くないぞ! 」って言っててイケメンすぎた。
  • こちらはイケてる警察官。「二人乗りは禁止だぞ!降りろ!」だけとは雲泥の差ですね。

子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出ていきました。

店員さんがその子供の背中に向けてかけた「ありがとうございます」という声が震えてました。
  • 「お菓子我慢して募金してきた」と帰宅した息子(娘)に、あなたならどんな声を掛けてあげますか?


以上、「ネットで見かけた話」ではなく「尊敬するあの人から聞いた話」に変換して活用されてみてください。できるだけ感情を込めて。

▼もう少し「長い話」を引用しても差し支えないスピーチの場であれば、こちらもご参考まで。

【スピーチのコツ】スピーチに使えそうな「感動ネタ」からオリジナルスピーチを作る方法

「小難しい著名人の名言・格言」も伝え方次第で「身近なネタ」に


冒頭、「歴史上の人物や著名人の名言・格言は、日頃の朝礼の話題として引用するには少々重く感じる方が多いかも」とお伝えしましたが、これもやはり「伝え方」次第です。

名言・格言の紹介のみに終始せず、その言葉から何を感じ、いかに日常の教訓として実生活の改善に落し込めたかまでを、実体験・具体例を交えてスピーチすることができれば、明らかに聞き手の印象が好転します。

▼そのまま使える「名言・格言を引用した朝礼スピーチ例文・実例」です。

【朝礼ネタ】スピーチに引用したい名言・格言集 (スピーチ例文・実例つき)

▼スピーチ実例はさておき、とにかく心に残る名言・格言をもっと知りたいという方は

叱咤激励に使える名言・格言集

厳選!心に残る名言・格言集

朝礼ネタ・会話ネタに「いいネタ」は不要!?


カッコいいスピーチにしたいと考える気持ちばかりが先行し、難しく考えれば考えるほど、スピーチがまとまらなくなる。そして、無情に時間だけが過ぎる。やばい。焦る。どうしよう…

そんな経験ありませんか?

当記事内容を否定するわけではありませんが、気心知れたメンバーが集う朝礼の場などでは、難しいネタより身近なネタの方が馴染みやすいケースが多いのも事実ですね。

そういった場合、「ネタの選び方」より「ネタの伝え方」の方がスピーチの評価を左右することが多いのではないでしょうか?

▼「伝え方1つ」「捉え方1つ」で何でもない出来事が格好のネタに。といった参考記事です。

【朝礼ネタ】「伝え方が9割」~面白いやりとり、意表を突く言葉、絶妙な切り返し文句

【朝礼ネタ】朝礼ネタ・会話ネタは日常の「たわいない出来事」の方が案外面白い

次回の朝礼当番「ネタがない」とお悩みのあなた


実は、ネタ自体は思いのほかたくさんあるものです。今回紹介させて頂いた「いい話」「名言・格言」「身近なネタ」などもそのごく一部。ネットで検索すればいくらでも出てきます。

まずは「ネタがない」のではなく「ネタが絞れていない」ことに意識を向けるだけでも、記述問題が選択問題になったようなイメージ、それだけで随分と気が楽になりませんか?

そんなこと言われても無理なものはムリ!

というあなた。もしお時間があるようでしたら、こちらの記事を読み進めてみてください。

【あがり症克服】話し方トレーニング ~実は誰も聞いてません~

多少、気持ちが楽になるはずです。

・・・

さて、朝礼当番が回ってくるというあなたにとっては、数週間先か数ヶ月先かは分かりませんが、また同じように「悩む時」が定期的にやってくるわけです。

現状「ネタが絞れていない」ということは、「複数のネタがある」ということ。前向きに捉えれば次回や次々回のネタまでストックできていて、むしろ余裕綽々な状況。自らにそう言い聞かせることもできなくはありません。

まずは「今回のネタを絞る」ことに意識を集中し、それが決まり次第「伝え方」に思考を巡らしてください。案外やってしまいがちなのが「一気にスピーチ内容を完成させようとしてしまうこと」。

ネタ、つまり話の要点・軸が定まらないうちに、全体の流れを作ろうとしても、そりゃ難しいです。当たり前のことのようですが、『1.ネタを決める ⇒ 2.伝え方を考える』この順番はとても大切です。

伝え方に「嘘も方便」をお忘れなくです。


 

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