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【朝礼ネタ】ABC理論とは? ~あたりまえのことをバカになってちゃんとやる!?~


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【朝礼ネタ】ABC理論とは? ~「攻撃的な部下」と「へっぽこ上司」~


ABC理論今回の朝礼ネタは「ABC理論」。

A あたりまえのことを
B バカになって
C ちゃんとやる


この「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」は、とある経営コンサルタントが書いた書籍のタイトルです。この書籍も個人的に好きな部類なので、のちほど少しだけ紹介します。

で、今回取り上げる「ABC理論」は本家の方です。

本家「ABC理論」とは、1955年頃にアメリカの心理学者アルバート・エリス(Albert Ellis)によって提唱された心理療法の中で用いられた理論。

簡単に言えば、ある出来事(A)が起きた時に、自分がどう感じるか(B)によって、もたらされる結果(C)が異なってくるという心理学的な考えのこと。

「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」とは随分と雰囲気が異なり、やや敷居が高そうな印象に映るかもしれませんが、職場でもプライベートでも非常に役に立つ考え方ですので、身近な事例を挙げて分かりやすく解説してみたいと思います。





ABC理論とは?


アルバート・エリスの唱えた「ABC理論」のA・B・Cは以下の通り。

A Activating event(出来事)
B Brief(考え方・信念)
C Consequence(結果・なりゆき)


改めて「ある出来事(A)が起きた時に、自分がどう感じるか(B)によって、もたらされる結果(C)が異なってくる」という理論なわけですが、少し具体的にみてみます。

今年で入社3年目を迎える同期入社の太郎くんと花子さん。仲良しですが付き合ってはいません。ある日、上司から頼まれていた仕事を2人で協力して片付け、その報告に向かった時のことでした。

労いの言葉くらい頂けるだろうと考えていた2人に対し、上司から頂いた言葉は「お叱り」でした。

この場合「A Activating event(出来事)」は「上司に叱られた」です。

上司に叱られた時にどう感じたかが「B Brief(考え方・信念)」なわけですが、太郎くんと花子さんでは受け止め方が違ったようです。お互い、上司に対し心の中でこんな感情を抱きます。

■ 太郎くんの「B Brief(考え方・信念)」

“俺、間違ってねーし。ふざけんなよ、へっぽこ上司が!”

■ 花子さんの「B Brief(考え方・信念)」

“そういう考え方もあるのかー。まだまだ勉強不足だなー”

結果、「上司に叱られる」という同じ出来事に遭遇した2人に残ったものは…

太郎くんの「C Consequence(結果・なりゆき)」は、怒り、イライラ、ストレス

花子さんの「C Consequence(結果・なりゆき)」は、反省、学び、尊敬

といった具合。

もちろん、上司からどんな「叱られ方」をしたかにもよりますが、受け止め方によって結果が変わる1つの事例として、太郎くんと花子さんに登場頂きました。

あなたは、太郎くんと花子さん、どちらのタイプに近いでしょうか?

そして更に、

一般的には「ABC理論」として知られる心理療法ですが、DとEを加え「ABCDE理論」と呼ばれることもあります。

ABCDE理論とは?


A・B・Cは前述の通りで、

A Activating event(出来事)
B Brief(考え方・信念)
C Consequence(結果・なりゆき)


以下D・Eと続きます。

D Dispute(論争)
E Effect(効果)


太郎くんと花子さんにもう一度登場して頂きます。

太郎くんのやや攻撃的な性格、花子さんの穏やかそうな性格でも例示した通り、C(結果)は「なりゆき」とも訳される通り、普段の性格がそのままストレートに表に出た結果と言えます。

ここで、太郎くんが「へっぽこ上司が!」と感情を爆発させてしまう前に一呼吸おいて、「いや待てよ、言われてみれば一理あるな」と花子さん的な考えを自らの頭の中で戦わせることで、プラスの発想に導こうとする段階が「D Dispute(論争)」

よくマンガやアニメなどでも、頭の中で天使と悪魔が突っつき合って葛藤している場面が出てきますね。あれがまさに「D」です。

そして、その「D」を巡らせることによって得られる感情の変化や影響が「E Effect(効果)」というわけです。

・・・

なお、「C(結果・なりゆき)」が、太郎くんのように攻撃的になってしまうのは、「イラショナル・ビリーフ(非合理的な信念)」に起因することが多いと言われています。

「非合理的な信念」、要するに太郎くんの場合で言えば、「俺は間違ってない」「頼まれた仕事をこなしたら当然労われるべきだ」といった勝手な決めつけや思い込みが、それに該当します。

これを、「ラショナル・ビリーフ(合理的な信念)」という、論理的かつ筋の通った考え方(今回の例で言えば花子さん的な考え方)に変えていこうとするその行為が、アルバート・エリスの唱える論理療法というわけですね。

さて…

「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」の紹介


冒頭、少しだけ紹介しますと書いた手前、少しだけ。

高評価レビューの多い書籍で、「タイトルの印象と違って非常に深い」といった感想が目立ちます。なお、廉価版の文庫本も発売されています。

(目次より引用)
 ■ この世は「弱肉強食」ではなく、「優勝劣敗」の世界である
 ■「なりたい自分」ではなく、「なれる最高の自分」になる
 ■ 散歩のついでに富士山に登った人はいない

など、目次を見るだけでも印象に残る言葉が多数。興味のある方はぜひ。


朝礼ネタ・会話ネタとしての「ABC理論」


朝礼ネタとしては「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」の方が扱いやすそうな「ABC」ですが、本家「ABC理論」は朝礼に限らず、部下や後輩の指導・育成においても非常に有用な理論として役立てたい考え方です。

くつの営業マンの話。どこかで聞いたことがあるかもしれません。
その話を引用した朝礼スピーチ実例です。

【朝礼スピーチ実例】楽観主義者と悲観主義者を一瞬で見分ける質問

ポジティブシンキング・ネガティブシンキング、楽観的・悲観的などとよく言いますが、実際にそれを変えるとなると、それはある意味「性格を変える」のと同意。一筋縄にはいきません。

B(信念・考え方)1つで、C(結果)が『良い方向に』大きく変わるということを、具体的かつ身近な事例で日々伝え続けることが大事と言えそうです。それこそ「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」の通りかもしれませんね。

・・・

ABC理論に従い、心改めた太郎くん

あの時の「攻撃的な部下とへっぽこ上司」。今では「自慢の右腕と人生の恩師」の間柄だそうです。
その後、花子さんと結ばれたかどうかは、想像にお任せします。

・・・

と、人生が大きく変わってしまうくらい、「 Brief(信念・考え方)」は大事ということで。



 

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